エイワ TB用タイヤチェンジャー「WING 556」

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カテゴリー: レポート, 整備機器

「WING 556」

ハイパワー、しかも抜群の操作性

 東北地方での震災復興、2020年の東京オリンピック開催に向けての再開発と、建設分野は当面、好環境が続くものとみられる。それにともなって、生産財タイヤも今後、底堅く推移するものと予測される。生産財タイヤを取り扱うタイヤ店には、高い技術力、確実な整備サービスがユーザーから求められるのは言葉を俟つまでもない。そして、そのようなタイヤ店をサポートし、ニーズを実現するのは、すぐれた機能を有する生産財タイヤ用整備機器だ。

 株式会社エイワはこのほど、トラック・バス用タイヤチェンジャーの新製品「WING 556」を上市した。適応ホイールサイズが14インチのLTタイヤから56インチのAG、ORまで対応するのが大きな特徴。製品名「556」も、それに由来する。48インチ対応の現行モデル「WING 548」よりも、さらにワイドレンジ化を図った。

ダイキャスト製の〝爪〟
ダイキャスト製の〝爪〟

 この「WING 556」は最大タイヤ径2450mm、最大タイヤ幅1220mmに対応。つまり、超低床車に装着されているスーパーシングルタイヤの脱着作業も充分こなすことができる。

 商品部の平井伸一部長は、「タイヤチェンジャー発祥の地イタリアの老舗メーカー、モンドルフォ社との共同で開発したのがこの新製品。世界的なベストセラー機を、日本市場で使われることを前提に独自の仕様を搭載しているのも特徴の一つです」と紹介。早速、実演デモに移ってくれる。

 機器本体から伸びたアームの先にコントローラーがある。アームは可動式なので、作業者の身長や作業工程の都合を問わず、どこでも任意の場所でコントロールスイッチを操作することができる。

 そのスイッチは操作がしやすいレイアウトで、しかも誤操作を防ぐスイッチカバーを採用している。メーカーが伝統的に採用している機能だ。平井部長は作業ポジションに合わせアームを移動させ、スイッチを操作する。

 「作業者の目の高さに合わせてアームを動かすことができるので、作業性が良いですし、視認性が高いため、確実に作業を進めることができます。モンドルフォならではの、完成度の高いフォルムに仕上がりました。誰もが使いやすい形だと言えると思います」

 スイッチ操作に合わせて、油圧モーターで4つの〝爪〟がガッチリとホイールをチャッキングする。その〝爪〟にも、ひと工夫がある。

 これまでのスチール製から、今回ダイキャスト製に変更した。また、その形状も変更している。これは日本市場でトラック・バス用タイヤでもアルミホイールが装着されるケースが増えてきているため。アルミへの傷付け防止を図っている。

 油圧モーターは最大能力3500キロのハイパワーを発揮。「WING」シリーズが持つパワフルなビードブレイク作業を継承する。また、その油圧にはノン・リターンバルブを採用している。万が一のオイル漏れ等、緊急時にも安全性を確保するものだ。

パワフルなビードブレイク作業
パワフルなビードブレイク作業

 ビードを落としの作業では、カウンタースライド機構を採用した。タイヤを固定するシリンダー側と、ビードブレイク用のディスクツール側とが力を合わせるかのようにスライドするものだ。さらに、そのディスクツールには自動反転機能を採用している。

 回転速度やカウンターアクションツールの移動速度には2スピードシステムを採用。作業者の熟練度合いに応じて、好みのスピードを選ぶことができる。スピード切換はスイッチ一つ。それを「かたつむり」と「リス」で表示するところなどは、メーカーのイタリアという国柄  遊び心、小粋なお洒落感覚というものを見ることができる。

 オプションとしてチューブレスタイヤの作業に適した専用ローラーを用意した。これはエイワのオリジナルだ。また、JIS規格、ISO規格に対応したアルミアダプターも用意している。

 平井部長は「今では当たり前となっているコントロールスイッチを持ったまま移動できるアームをはじめ、ムダのない機能的なデザインにより、抜群の操作性を実現しました。安全で確実に、大型タイヤの脱着作業を行うことができる、ハイエンドモデルのチェンジャーです」と話す。--プロショップの高度なニーズに対応する1台といえそうだ。


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