SUVユーザーの要求に応える性能進化 住友ゴム「WINTER MAXX SJ8」試乗レポート

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カテゴリー: レポート, 試乗

WINTER MAXX SJ8

SUVユーザーの要求に応える性能進化

  住友ゴム工業が9月から発売を開始したSUV用スタッドレスタイヤの新商品「WINTER MAXX SJ8」。昨年発売した乗用車用スタッドレスに続く「WINTER MAXX」シリーズの第2弾となる。同社は発売に先駆け、今年2月、北海道にある旭川テストコースで「WINTER MAXX SJ8」の試乗会を開催した。

WINTER MAXX SJ8 「WINTER MAXX SJ8」は従来の「GRANDTREK」からブランドを一新。昨年の発売以来、ユーザーから高い評価を得ている乗用車用スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX」に採用した「MAXXシャープエッジ」や「ナノフィットゴム」といったコアテクノロジーを応用し、SUVに最適なチューニングを施している。

 その上で、専用パターンを新たに開発した。同社が行った調査によると、SUVのユーザーは「新雪路面に強い」「高速走行での安定性」――この2点をとくに重視しているのが、他の車種にはない特徴だという。

 こうしたニーズに対し、「SJ8」は方向性パターンを採用。ウェット・シャーベット性能を向上させただけでなく、ミドルブロックのT字型溝が雪をしっかり掴み、雪上性能を高めた。またトレッド全体の剛性を向上させることで、高速走行時に起こりがちなフラつきを低減させることにも成功した。

 これらの技術により「WINTER MAXX SJ8」は、従来品(GRANDTREK SJ7)と比較して氷上性能を11%、ドライでの操縦安定性は12%向上している。

新パターンで安定感増す 氷への食いつきを実感

WINTER MAXX SJ8 試乗会は、同社旭川テストコースとその周辺の一般道路で行われた。同じ北海道にある名寄テストコースでは乗用車用の開発を行っているのに対し、ここ旭川はより密度が高く硬い氷路が作りやすいため、重量のあるSUVやTB用タイヤの開発をメインに行っている。総面積は21万m2、全長1400kmの周回路やミラーバーンなど様々な路面を配置する。

 今回はテストコース内で、氷雪上での高速安定性やブレーキ性能、コーナリング性能などについて、新商品と従来品を同一条件で比較。ドライバーとして、ベテランモータージャーナリストの早津美春さんにハンドルを握ってもらった。

 氷盤路で乗り比べてみると、加速力や制動力に確かな差を感じることができる。「SJ8」はアクセルを踏んだ時、前に出る感覚、そして確実に停止する感覚を得ることができる。またステアリング操作に対する反応の良さも印象的だ。 

 一般道では「SJ8」を様々な車両に装着して、その性能を体感した。

 幹線道路に入ると圧雪、ミラーバーン、シャーベット、ドライと次々に路面が変化していくが、ここでも高い性能を発揮してくれた。例えば轍を走行する際、片側のタイヤはシャーベット、もう一方はドライという状況でもさほど不安感を感じることなく、タイヤや車を必要以上に意識することない安定した走りを実現した。

WINTER MAXX SJ8 様々な路面を走行し終えて、早津さんは「SJ8」について次のように評価した。

 「数値以上に性能が上がっているように感じた。従来品との大きな違いはアクセルを踏んだときの食いつきの良さ。グリップが高くなったことの証だと思う。ブレーキングもワンランク上をいっている。またセンタリングが良いので、安心してハンドルを握ることができた。ステアリングを切った際、スっと反応し、無駄な操蛇角がない。大きな技術の進歩だといえる」

 高い氷雪性能を実現した「WINTER MAXX SJ8」だが、ライフ性能を7%向上したほか、静粛性もアップしている。あらゆる性能を向上させた“バランス重視型”の商品に仕上がったといえるだろう。


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