グレード最高峰“AAA-a” 横浜ゴム「BluEarth-1 EF20」試乗レポート

シェア:
カテゴリー: レポート, 試乗

BluEarth-1 EF20

グレード最高峰“AAA-a”「ブルーアース」のフラッグシップ発売

BluEarth-1 EF20 “エコタイヤ”ではパイオニアの地位を譲らない横浜ゴムから、ついに低燃費タイヤグレードの最高峰「AAA-a」が登場、7月から店頭発売される。転がり抵抗とウェットグリップという二律背反のタイヤ性能を最高次元で両立した、同社の低燃費タイヤブランド「BluEarth」のフラッグシップタイヤである。

 商品名は「BluEarth-1 EF20」。これまで「AAA-c」グレードだった「BluEarth-1 EF10」から一気にウェットグリップを「a」に引き上げた。燃費性能がリッター30kmを超えるハイブリッドカーに相応しい、まさに“エコタイヤ”の粋が完成した。サイズは195/65R15 91Hの1サイズ。価格はオープン。

 この春に茨城県大子町の横浜ゴムのテストコース「D-PARC」で「EF20」(パターン名)の性能を確認してきたので、そのテイストをお届けする。

 装着した車はプリウス。いきなり半径30mのスキッドパッドに入る。「EF10」装着車との比較、同じラインを走行するのに限界スピードがどれほどかを試みた。

BluEarth-1 EF20 まず旧商品「EF10」もなかなかいい。「c」グレードのレベルが低くはないことを感じる。3回試みて平均36~37kmが限界。それを超えるとラインから外れてしまう。さて「EF20」に乗り換えての走行。同じように走行して、その限界が高まったことがすぐに実感できる。実際に限界速度は40~41kmを記録した。

 その差は歴然。「EF10」でも不満足ではないが、「EF20」のグリップには舌を巻く。限界を超えて操舵を復す際の揺り戻しもごく小さい。とにかくバランスがいい。雨の日のドライビングでのストレスが、相当レベルで軽減されるのは確実だ。数値で表されない、「EF20」のグリップ性能の高レベルを体感した。

 外周路での走行はどうか。「AAA」の燃費性能を体感することは難しい。ただ、直進性、操舵性、静粛性などはわかるはず。そう思いつつ、テストドライバーが操る別のプリウスに同乗。直進路で速度を上げて150kmほどのところで最大約40度角のバンクに入る。強烈なタテGがかかる。

 これが低燃費タイヤかと思わせるグリップと安定性。しかもゴツゴツ感はない。なるほど「a」のレベルはレースタイヤを凌ぐというのは本当らしい。嬉しいことに、乗り心地と静粛性もハイレベル。不覚にも低燃費タイヤであることを忘れさせてしまう。

 独自のオレンジオイルとシリカ使いの上手さは横浜ゴムの強み。「EF20」ではシリカの凝集塊を数十ナノメートルまで小さくした「ナノファインシリカ」を独自開発、これにシリカ分散剤、高反応カップリング剤などを最適配合し、さらにその状態をSpring-8を利用して分析・検証する。そうした最先端の開発技術が「EF20」を作り出した。

 エアロダイナミクスデザイン、非対称トレッドパターンも美しい。空気漏れを改善するエアテックス アドバンスドライナー、ロードノイズを低減するサイレントリング搭載、これら横浜ゴムのもてる先端技術を結集し完成した「BluEarth-1 EF20」。ウェットグリップにこだわりつつ、タイヤとしての完成度を追究し続ける横浜ゴムの意気を感じる。


[PR]

[PR]

【関連記事】