低燃費で長持ち“エコ・トク”タイヤ。日本グッドイヤー「GT-Eco Stage」に試乗

シェア:
カテゴリー: レポート, 試乗

GT-Eco Stage

低燃費性能とライフ性能を大幅に向上

 日本グッドイヤーは、乗用車用スタンダードタイヤの新商品「GT-Eco Stage」を2月1日から発売開始した。「GT-Eco Stage」は同社の国産タイヤとして初めてラベリング制度における低燃費タイヤに適合した商品。発売サイズは45~80シリーズ、13~17インチまで全41サイズ。同社は1月17日、東京台場地区の臨海副都心イベントスペースおよび近隣公道でプレス向け試乗会を開催した。

 「GT-Eco Stage」は、ラベリング制度で転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「c」を取得した。同社はすでに輸入サマータイヤ「EfficientGrip」の全14サイズでもラベリングを取得しているが、ボリュームゾーン向けの商品ではこの「GT-Eco Stage」が初の適合商品となった。

 同社の田中敏郎販売企画部長は「GT-Eco Stage」の商品コンセプトを次のように説明する。「エコへの意識が高まっている現在、タイヤの環境性能はスタンダードとなったといえる。新商品はコストパフォーマンスに優れた“長持ちする低燃費タイヤ”という位置付けである。低燃費性能だけでなくロングライフ性能をも兼ね備えている。サイズバリエーションも豊富で多くの車種に対応できる」

 「GT-Eco Stage」は同社の最新技術を数多く採用した。具体的には、ゴム分子の末端部を補強剤と結合させ無駄な発熱を抑制する専用の〈e-Hybridコンパウンドtype-ES〉を採用。加えてグッドイヤー独自の〈FUEL SAVING TECHNOLOGY〉でタイヤの構造面からも無駄な発熱をセーブすることに成功している。これにより従来品(GT-HYBRID)と比較して、転がり抵抗性能を約19%低減しつつウェット性能は同等レベルを確保した。またパターンには、S字状に流れる〈e-Streamパターン〉を搭載するなどし、耐摩耗性能を約10%アップさせている。

低燃費で長持ち“エコ・トク”タイヤ。静粛性も向上

GT-Eco Stage 試乗会当日の天候は快晴で最高気温は10℃。臨海副都心イベントスペースを起点に、一般道と高速道で約90分のドライブを複数回行った。用意された試乗車はコンパクトカーから中・大型の輸入車まで、ことのほか多種多様。改めて「GT-Eco Stage」のカバーする車種が広範囲にわたることを印象づける。

 まずトヨタ・プリウス(185/65R15 88S)で一般道を走行。真っ先に感じたのは走り出しの軽快さだ。信号や渋滞で停止・発進を繰り返したが、その度に走り出しが軽くスムーズに感じられるのだ。転がり抵抗の低減とともにタイヤ重量の軽量化を図っていることがその要因のひとつかもしれない。

 また、定常走行においても静粛性の高さを十分に実感できる。不快なノイズはほとんど感じられず、車内での会話を妨げることもない――「GT-Eco Stage」の開発担当である販売企画本部製品開発マネージャーの福永耕大氏によれば「低燃費性能とロングライフ性能という二大目標を向上しただけでなく、乗り心地や静粛性もアップすることができた。試験データでも40km/h・80km/h走行時ともにパターンノイズを0.5dB低減している」という。

 続いて高速道路では、アウディA3 Sportback(205/55R16 91V)を使用し、臨海副都心ICから大黒ふ頭PAまでの往復約50kmをドライブした。途中には路面の継ぎ目が連続する箇所や荒れた路面が現れるが、通過する際に伝わるショックは、予想以上に小さい。一方で適度な剛性感があり、車線変更時にもシャープに応答してくれるため、ストレスの無い運転となった。

 日本グッドイヤーが満を持して市場に投入した「GT-Eco Stage」。従来のスタンダードタイヤのイメージを覆す、期待以上の性能を持つタイヤに仕上がっているといえるのではないだろうか。

 駐車場の特設コースではウェット性能をテスト。水を撒いた低μ(ミュー)マット上で時速約30kmから急停止、急旋回して従来品との性能比較を行った。

 「GT-Eco Stage」は、目視で制動距離が短縮されていることが確認できた。実際にハンドルを握ってもタイヤが滑り出すまでのマージンがある印象を受け、従来品と同等以上の性能を持つことを証明した。


[PR]

[PR]

【関連記事】