横浜ゴムの平塚製造所で環境イベント 地域住民など3400名来場

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カテゴリー: レポート, 現地

 横浜ゴムは11月10日、神奈川県の平塚製造所で「第10回Think Ecoひらつか2018」を開催した。当日は塚田修一平塚製造所長や同市の落合克宏市長のほか、地域住民や従業員家族など約3400名が来場した。

平塚製造所で行われたイベント

 「エコ」がテーマのイベント会場では、走って発電するエコゲームや東海大学の「ミニ水族館」、神奈川大学の「水質チェック体験コーナー」などが催された。

 同社のタイヤを使用した「エコタイヤころがり実験」では、転がり抵抗性能が“A”の「ECOS ES31」と、最高レベルの“AAA”を獲得している「BluEarth AE-01F」の比較を行った。

 実験は、トヨタ「JPN TAXI」にそれぞれのタイヤを装着し、スロープからスタートして車両が停止するまでの距離を計測するもの。

 「ECOS ES31」の場合、設定空気圧(200kPa)だと平均で約22.8m直進したが、空気圧不足の設定(160kPa)では測定値が約20.2mまで減少。一方、設定空気圧に整備した「BluEarth AE-01F」は約30.3m直進した。実験の参加者は「空気圧が低いとこれほど距離が短くなるとは驚いた」と感想を話していた。

 また、「千年の杜・史跡ツアー」として、今年で11周年を迎えた平塚製造所の千年の杜が紹介された。「千年の杜」は、横浜ゴムが2007年に開始した植樹プロジェクトで、昨年9月までに国内外の拠点で苗木50万本を植樹している。

 平塚製造所ではシイの実など近隣で採集したドングリの苗木を育て、これまでに約3万本を植樹。現在は、横浜ゴムが賛同する岩手県上閉伊郡大槌町の植樹活動のため、苗木の育成などに取り組んでいる。

 ツアーのガイド担当者によると、製造所の杜では常時15~18種の野鳥が観察でき、渡り鳥の飛来地にもなっているという。豊かな地域環境に貢献している同社の取り組みを伺うことができた。

生物多様性ディスカッション

 製造所のゲストハウスでは「生物多様性ディスカッション」が開催された。5回目となる今回は「平塚の水辺のために何ができるか―地域連携による川の生物多様性保全―」をテーマに、地域の生物多様性の課題解決に向けた地域連携の進め方について意見交換が行われた。

 平塚製造所が実施する神奈川県西部の金目川流域の調査によると、植生は外来種が繁茂しており、水生生物についても外来のシナヌマエビが増加傾向であることが分かった。

 そのほか、東海大学の北野忠氏による金目川の生物の紹介や、平塚市が2006年から取り組む「里山モデル事業」などが報告された。

 ディスカッションでは、調査データの活用といった技術面での専門性や、環境保全活動に取り組む個人・団体の連携、人材不足などが課題として示された。

 なお、当日の収益金は平塚市を通じて東日本大震災の義援金として被災地に寄付する予定。


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