ミシュランとグッドイヤー スタッドレスの新商品発表

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カテゴリー: ニュース

 今年の冬商戦に向けて早くも火ぶたが切られようとしている。先週、日本ミシュランタイヤと日本グッドイヤーが乗用車用スタッドレスタイヤの新商品を相次いで発表した。複数の国内メーカーも新商品の投入を予定しており、2017年は各社の最新モデルが店頭で大々的にラインアップされることになりそうだ。昨年や一昨年は暖冬が続いた影響で販売が苦戦しただけに、今シーズンの巻き返しにかかる期待は大きい。

ミシュラン 販売量2ケタ増へ

日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長

 日本ミシュランタイヤは「MICHELIN X-ICE3+」(ミシュラン・エックスアイス・スリープラス)を8月1日に発売する。

 商品コンセプトは「アイスで止まる安心感」と「永く効き続ける信頼感」の2点。摩耗時においても氷上性能の維持を求めるユーザーニーズに応えるべく、コンパウンドを大幅に改良し、表面のゴムの中に「Mチップ」と呼ばれる物質を配合した。摩耗が進むと「Mチップ」が溶け出し無数の穴が現れ、この穴が氷表面にある水分を除去する仕組みになっている。摩耗が進行しても常に表面に無数の穴が再生されるため、アイス性能が持続するほか、ドライやウェット路面でも高いグリップを確保する。

 6月26日に都内で開いた発表会でポール・ペリニオ社長は、「ミシュランは全ての性能に妥協しない商品作りを行っている。新商品ではアイス性能を高めながら他の性能は従来品同等を確保した自信作。今シーズンは過去3年間の平均と比較して10%~20%の販売増を目指す」と意欲を示した。

 発売初年度は15~18インチの15サイズを発売する予定で、非対応サイズは従来品でカバーする。

グッドイヤー 2枚看板で戦う

 日本グッドイヤーは6月30日に横浜市内のスケートリンクで新商品「ICE NAVI 7」(アイスナビ・セブン)の発表会を開催した。

日本グッドイヤーの金原雄次郎社長
日本グッドイヤーの金原雄次郎社長

 同社が国内市場で「アイスナビ」シリーズを投入したのは1997年。20周年の節目となる今年、7代目のモデルとして発売する新商品は氷上ブレーキ性能を向上しつつ、天候や時間帯によって様々に変化する冬路面に対応するプレミアムスタッドレスタイヤと位置づけられる。発売日は8月1日。13~19インチの全67サイズをラインアップし、価格はオープン。

 技術面ではエッジ成分を増やしてひっかき効果を高めたパターンデザインや、シリカを従来より細分化したコンパウンドを新たに開発。従来品(アイスナビ6)と比較して氷上性能を7%向上したほか、転がり抵抗性能やウェット性能も高めた。

 金原雄次郎社長は上半期を振り返り、昨年から本格販売したオールシーズンタイヤの販売が好調に推移したことにより、1~5月累計の販売本数は前年同期比20%増を達成したことを報告。また今年の冬商戦は「新商品とオールシーズンタイヤの2枚看板で戦っていく」と語った。その上で「スタッドレスタイヤがどこまで寄与するかが鍵になる。通年では前年を上回る見込み」と話した。


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