
日本ミシュランタイヤは11月29日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で、飲食店・レストランや宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド東京 2017」の出版記念パーティーを開催し、セレクションを発表した。
同ガイドブックは2007年にアジアで初めてのガイドブックとして東京版が発行され、今年で10年目を迎えた。今回は542軒の飲食店・レストランと42軒のホテルが掲載されているほか、東京版として初めて旅館1軒が紹介された。
このうち、最高の三ツ星が昨年より1軒少ない12軒で、10年連続で三ツ星として評価された飲食店・レストランは4軒となった。このうち、10年連続で東京の「ミシュランガイド」に三ツ星として掲載されている飲食店・レストランは、「かんだ(日本料理)」「カンテサンス(フランス料理)」「ジョエル=ロブション(フランス料理)」「すきやばし次郎本店(寿司)」の4店舗。
また二ツ星として54軒、一ツ星を161軒を掲載した。さらに星がつかないものの、5000円以下で美味しい食事を提供するレストランを表す「ビブグルマン」は315軒だった。

パーティーに出席した日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は、「今年は日本のミシュランガイド事業にとって、記念すべき年である。東京はひとつの都市としては最も多くの星が輝く街として脚光を浴び、ミシュランガイドのコレクションの中でも注目されている。東京の食の素晴らしさを世界に発信するお手伝いができれば嬉しく思う。また国内の皆さまや海外からの旅行者の方々に、ミシュランガイドを通した新しい食との出会いを広げる機会を提供していきたい」と挨拶した。
なお、最新のセレクションは同日からミシュランガイドの公式ウェブサイト「クラブミシュラン」で公開された。書籍版は12月2日から発売を開始する。価格は税込3240円。
ミシュランガイドはフランスでは100年以上の歴史がある。日本国内では2007年の東京版を皮切りに、京都・大阪から北海道、広島、福岡・佐賀、横浜・川崎・湘南など毎年掲載エリアを拡大し、現在全国14エリアをカバーしている。