ミシュラン、SUV向けプレミアムコンフォート「PRIMACY SUV+」発表

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カテゴリー: ニュース
「PRIMACY SUV+」を発表する須藤社長
「PRIMACY SUV+」を発表する須藤社長

 日本ミシュランタイヤは、SUV用プレミアムコンフォートタイヤ「PRIMACY SUV+」(プライマシー・エスユーブイ・プラス)を5月19日から順次発売する。販売サイズは15~20インチの全28サイズで、価格はオープン。

 2月25日に開催した発表会で、須藤元社長は「最新の技術や材料などを盛り込み、非常に自信のある製品となった。SUVにお乗りの皆様に快適で安心なドライブをお楽しみ頂きたい」と話した。また、「サステナビリティという視点で輸送時のCO2排出量削減に配慮し、摩耗が進んでも安心して使って頂けるよう開発している」と紹介した。

 新商品は、安心感のあるドライ・ウェット性能、優れた静粛性、高速安定性とハンドリング性能が特徴。ウェット性能は従来品(プレミアLTX)比で約8.2%向上し、パターンノイズは約27.9%低減した。

 グリップ性能の向上には、トレッドコンパウンド及びパターンの技術が貢献している。コンパウンドにはシリカを多く配合し、転がり抵抗とグリップ力の両立を実現。パターンはU字型の主溝と溝底まで深く刻むフルデプスサイプを搭載し、摩耗による急激な排水性能低下の抑制を図った。また静粛性に対しては、ショルダーブロックにノイズピークを分散させる効果のあるバリアブルピッチを適用した。

 さらに、重量のあるSUVを支える技術として、センターリブ以外のトレッドブロックの全サイプに小さな突起を設けた。これにより加速時などタイヤに強い力が掛かる際にブロックの倒れ込みを防ぎ、ブロック剛性を高め、優れた高速安定性とハンドリング性能の発揮を目指した。

 また新製品は、「持続可能なモビリティを実現するという目標に沿ってサステナビリティに配慮して開発した」(同社)。従来品は北米で生産していたが、新商品はタイや中国のアジア工場から輸入することで輸送距離を短縮し、輸送時のCO2排出量を抑えた。


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