ETRMAが調査 欧州のリサイクル率は94%

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カテゴリー: ニュース

 欧州タイヤ・ゴム製造者協会(ETRMA)は5月11日、欧州連合(EU)27カ国を含む32カ国における2019年の廃タイヤの調査結果を発表した。それによると、廃タイヤの94%は材料再利用またはエネルギー回収に用いられており、リサイクル状況は過去数年間と同水準となったことが分かった。

 廃タイヤの発生量は前年比約3%減の345万53トン。このうち54%が材料再利用に活用され、数量は7%減の187万9054トンだった。内訳は、破砕加工が133万8799トン、セメント利用が45万7977トン、土木用途が8万2299トンだった。

 一方、廃タイヤのうち40%はエネルギー回収用途で、数量は10%増の137万3931トンとなっている。また、用途不明もしくは在庫の廃タイヤは47%減だった。


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