ミシュラン、グッドイヤーの2020年業績 新型コロナの販売減響く

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カテゴリー: ニュース

 仏ミシュランの2020年の業績は売上高が前年比15.2%減の204億6900万ユーロ(約2兆6248億円)で、販売数量が14%マイナスに影響した。

 セグメント営業利益は37.6%減の18億7800万ユーロで、価格ミックスや原材料価格、販管費の削減が増益に寄与したが、販売数量減や固定費の悪化が響いた。

 ただ、タイヤ需要は上半期に新型コロナウイルスの感染拡大やロックダウンで大幅に落ち込んだが、下半期は乗用車・ライトトラック用タイヤやトラック用の新車用販売の伸びにより回復したという。純利益は63.9%減の6億2500万ユーロだった。

 事業別のセグメント営業利益は、自動車及び関連販売事業が36.5%減の8億3900万ユーロだった。道路輸送及び関連販売事業は49.4%減の3億200万ユーロ、鉱山用や農機用タイヤなどを含む特殊製品及び関連事業は32.4%減の7億3700万ユーロ。

 2021年のセグメント営業利益は25億ユーロ以上を見込む。なお、ミシュランでは乗用車・ライトトラック用タイヤ市場需要は6~10%増、トラック用は4~8%増、特殊タイヤは8~12%拡大すると予測している。あわせて、同社の販売本数は市場平均並みと予想。事業活動が19年レベルに戻るのは22年下半期と予測した。

 米グッドイヤーの2020年通期決算は、売上高が16%減の123億2100万ドル(約1兆2939億円)だった。数量減やその他タイヤ関連事業の売上減、為替のマイナスが価格ミックスの改善を相殺した。

 タイヤ販売本数は19%減の1億2600万本で、「新型コロナウイルスの感染拡大による経済混乱に業界需要が影響を受け、特に上半期は顕著だった」(同社)という。市販用は業界需要の低迷で17%減、新車用は世界的な自動車生産量の減少により23%減少した。

 営業損益は1400万ドルの赤字(前年同期は9億4500万ドルの黒字)だった。合理化などのコスト抑制策や販管費の減少はプラスに寄与したが、数量減や工場の稼働率低下などが響いた。

 純損益は12億5400万ドルの赤字(前年同期は3億1100万ドルの赤字)。米ガズデン工場の閉鎖を含む合理化費用などを計上した。

 地域別の売上高は、米州が17%減の65億5600万ドルだった。EMEAは15%減の40億2000万ドル、アジア太平洋は17%減の17億4500万ドル。

 なお、2021年第1四半期の販売数量は、自動車生産量や走行距離の低下を受け、2019年レベルを下回る見通し。


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