ブリヂストンが新中計発表 高収益体質へ“循環の輪”

 ブリヂストンは16日、2023年までの中期事業計画を発表し、2030年を見据えた同社グループの方向性を示した。タイヤ及びソリューション事業に加え、SDGsの観点から新たに「探索事業」を設定。23年にはグループで売上収益3兆3000億円、営業利益率13%を目指す。

 今年はタイヤ事業とソリューション事業を連動することで強化・拡大するとともに、タイヤを原材料に戻すリサイクル事業の探索を開始する。2030年には3事業全ての価値を循環して活かす組織を目指す。石橋秀一CEOは「この循環の輪が当社の目指すサステナビリティビジネスモデルだ」と強調した。

石橋CEO
石橋CEO

 23年までにタイヤ、ソリューション事業では、売上の約半分を占める北米、日本、鉱山事業へ積極的にリソースを投入して利益を最大化しながら、中国ではプレミアムゾーンの強化を進めるなど、成長が期待できる事業を強化する。さらに、戦略の起点として重要な欧州事業などには厳選してリソースを投入するほか、多角化事業も含めて全事業を黒字化させる。

 一方、タイヤ事業では、コスト競争力が弱い拠点を中心に中長期的に再編を検討し、23年までに多角化事業や内製事業も含む約160拠点を4割削減。プレミアムゾーンへのシフトを明確にする。

 ソリューション事業は、運行管理ソリューションやサブスクリプション、リトレッドの強化により23年に売上比率を全体の2割以上に高め、30年には同社のコア事業に位置付ける計画だ。また、探索事業ではリサイクルやソフトロボティクスなど、同社の強みが活きる領域で事業化を推進する。

 21~23年には、再編費用や成長投資などに3500億円、また、スタートアップに投資するコーポレートベンチャーキャピタルやM&Aなどに3500億円と、合計7000億円を投じる。石橋CEOは「攻めと挑戦の姿勢で進んでいく」と意気込みを示した。


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