
ブリヂストンの欧州子会社は11月24日、2021年に発売するランボルギーニの新型「Huracán STO」に専用開発した「POTENZA」(ポテンザ)を供給すると発表した。同社では、「『Huracán STO』のトラクションやハンドリング、コントロール性能など、総合的な高いパフォーマンスを最大限に引き出すことができる高性能タイヤを設計した」としている。
今回、装着される「ポテンザ」はスーパースポーツカーのパフォーマンスを最大限に引き出すため、パターンなどのデザインと最先端技術を組み合わせている。ステアリングレスポンスとコーナリング時の安定性を高める非対称トレッドデザインや、コーナリング時の接地面圧を均一に分散させる構造を採用した。あわせて、グリップ力を高める新開発のトレッドコンパウンドを組み合わせることで「Huracán STO」のレースレベルのパフォーマンスをユーザーに提供する。
また、ブリヂストンは「新型コロナウイルスの感染拡大による制約があったが、ランボルギーニのバーチャル技術と協力することでタイヤ開発プロセスで大きな成果を挙げた」としており、仮想環境で様々なテストを実施するなど、バーチャルタイヤ開発の可能性を示した。
なお、ブリヂストンは公道用の「ポテンザ」に加え、レース志向のタイヤも供給する予定。