ミシュラン、グッドイヤーの1~9月期業績 販売減も需要回復へ

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カテゴリー: ニュース

 仏ミシュランの第3四半期(1~9月)の業績は、売上高が前年同期比16.8%(30億900万ユーロ)減の148億8800万ユーロ(約1兆8393億円)だった。主に販売量が17.0%(30億4600万ユーロ)減少したことが響いた。

 セグメント別では、自動車および関連販売事業の売上高が16.2%減の72億3600万ユーロで、販売量は16.6%減少した。市販用タイヤの価格管理や、18インチ以上の大口径タイヤの販売が好調だったことで価格ミックスは改善した。

 道路輸送および関連販売事業は19.9%減の38億7000万ユーロ。販売量は20%減少したが、サービス&ソリューションビジネスが高いレジリエンス(強靭さ)を示した。特殊製品および関連販売事業は14.6%減の37億8200万ユーロ、販売量は13%減少した。

 7~9月期の販売量は、全体で6.7%減にとどまり、4~6月期(32.5%減)から大幅に改善した。中でも自動車および関連販売事業は2019年の水準近くまで回復した。

 2020年通期は「不確実な環境にある」(同社)とした上で、乗用車・ライトトラック用タイヤの需要が前年比13~15%減、トラック用タイヤが12~14%減、特殊製品が15~19%減の見通し。営業利益は46.8%減の16億ユーロ以上の見込みで、前回予測から4億ユーロ上方修正した。

 なお同社では、「ビジネスが2019年の水準まで回復するのは22年下半期」との見通しを示した。

 米グッドイヤーの第3四半期決算は、売上高が21%減の86億6500万ドル(約9074億円)だった。販売数量は24%減の8830万本で、市販用は需要低迷により21%減、新車用は世界的な自動車生産の減少で31%減だった。

 営業損失は前年同期の7億300万ドルから約10億ドル減少し、3億1600万ドルの赤字だった。数量減や工場稼働率の低下、その他タイヤ関連事業の減益が響いた。純損失は前年同期の8100万ドルから約14億ドル減少し、13億1700万ドルの赤字だった。

 地域別では、米州の売上高が21%減の46億3000万ドル、販売数量は24%減の3920万本。欧州・中東・アフリカの売上高は21%減の28億2700万ドルで販売数量は24%減の3210万本、アジア太平洋は23%減の12億800万ドル、22%減の1700万本となった。

 なお、7~9月期は売上高が34億6500万ドル、販売数量は3660万本とどちらも9%減にとどまった。リチャード・J・クレーマー会長兼CEO兼社長は「世界のタイヤ市場が予想より早く回復し、我々の業績もその勢いを反映している」とコメントした。中国では市販用消費財タイヤの販売量が19%伸び、過去最高を記録したという。


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