コンチネンタル、再編の一環で独工場閉鎖へ 成長分野へシフト

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カテゴリー: ニュース

 独コンチネンタルは9月30日、2021年末までに独・アーヘンのタイヤ工場で生産を停止する取締役会の決定について、監査役員会が承認したと発表した。

 同工場の従業員およそ2000人のうち、約1800人に影響が出る見通し。組織再編計画「トランスフォーメーション2019~2029」の一環で、同社では「タイヤ事業における競争力のあるポジションの獲得に向けた道筋を定めるもの」としている。

 今回の決定は、欧州のタイヤ工場の稼働率低下を受けたもの。将来的な市場拡大が見込めない中、「過剰な生産能力を需要に合うよう調整し、同時に全ての欧州工場に重くのしかかっているコスト圧力を取り除く」(同社)としている。アーヘン工場は年間生産能力が小さく、欧州の拠点の中でも高コストだという。

 同社によると、2018年以降の自動車生産の減少や、価格競争が増していることが生産能力の過剰につながっていた。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大も状況を悪化させる要因となった。

 コンチネンタルは従業員代表との協議を進めているほか、拠点の再利用に向けて州政府などと話し合いを開始した。30日の監査役員会では、ドイツにある電子部品工場の閉鎖や照明大手の独オスラム社との合弁を解消することなども承認した。

 同社では、成長分野としてタイヤ事業のほか、自動化やコネクテッド技術などを挙げており、12月には今後の方針について詳細を発表する。エルマー・デゲンハートCEOは「今、全力で成長分野に取り組めば、次の10年に将来のフィールドで従業員を増やす機会が得られる」と述べている。


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