ブリヂストン、プレミアム戦略強化 仏ベチューン工場の閉鎖に向け協議

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カテゴリー: ニュース

 ブリヂストンは16日、乗用車用タイヤを生産している仏ベチューン工場の閉鎖に向けて従業員の代表者など関係者と協議を開始したと発表した。閉鎖時期は2021年第2四半期以降となる見通し。

 同社グループは、今年7月に構想を発表した中長期事業戦略の実行に向けて、「コア事業」のタイヤ・ゴム事業と、「成長事業」と位置づけるソリューション事業による独自のビジネスモデルを構築を進めている。タイヤ・ゴム事業では、生産拠点の最適化を含めた経費・コスト構造改革とともに、プレミアムビジネス戦略を強化している。同社は8月にも農機用や建機用のバイアスタイヤを生産する南アフリカ・ポートエリザベス工場の閉鎖に向けた協議を開始しており、今回の工場閉鎖もその取り組みの一環となる。

 同社によると、近年は欧州の乗用車用タイヤ市場で業界の収益構造が悪化傾向にあり、需要が伸び悩む低インチタイヤの供給能力が過剰気味になるなど競争環境が厳しさを増しているという。一方、18位インチ以上の高インチタイヤの需要は堅調に推移している。ベチューン工場は低インチタイヤを主に生産しており、製造設備などの制約から高インチタイヤへの生産シフトは困難な状況にあることから、競争力を維持しながら操業を継続することは困難だと判断した。

 同工場は1961年に操業を開始し、生産能力は日産約1万7000本。現在の従業員数は863名。

 ブリヂストンでは「今後、工場閉鎖に向けて関係者と丁寧に協議するとともに、工場閉鎖により影響を受ける従業員とその家族、地域社会への影響が最小限に留まるよう真摯な対話を継続する」としている。


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