ミシュランが首位に 2019年のタイヤ売上高ランキング

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 米専門誌ラバー&プラスチックニュースが2019年の各社のタイヤ売上高を基にまとめた世界ランキングによると、ミシュランが売上高を前年から10%近く伸ばして12年ぶりに首位を獲得した。ただ、ほとんどのトップメーカーの売上高は横ばいまたは減少し、業界全体の推定売上高は1.2%減の1670億ドル(約17兆7463億円)だった。

出所:ラバー&プラスチックニュース(写真等の無断複製・転載を禁じます)

 1位のミシュランは売上高がおよそ250億ドルで、前年から約17億ドル増加した。2018年に実施したオフ・ザ・ロード(OTR)タイヤの主力メーカーのカムソ買収や昨年買収したインドネシアメーカー、マルチストラーダの売上高が加わったことが寄与した。

 ブリヂストンの売上高は約7億ドル減少し、11年連続の首位から2位に順位を落とした。同社はアジアや北米では1位を獲得したものの、欧州ではミシュラン、コンチネンタルに次ぐ3位だった。同誌では「ミシュランは米州、アジア太平洋、欧州からなる3つの主要地域で売上高が均一に分散しており、最もバランスが取れている」と指摘している。

 また、3位のグッドイヤーは売上高が4・7%減少した。“ビッグ3”の売上高は合計約630億1500万ドルとなり、業界全体の推定売上高のシェアは約38%とほぼ前年並みだった。

 4位のコンチネンタルは売上高が1%増加したため、グッドイヤーとの差は2年連続で縮まった。今年3月にはコンチネンタルが「2019年に世界で1億4200万本以上の乗用車用タイヤを生産し、トップ3の1社となった」と明らかにし、消費財カテゴリーでの躍進を報告している。

 トップ10をみると、5位の住友ゴム工業(約1億ドル増)と8位の横浜ゴム(約6000万ドル増)は前年の順位を維持した。6位のピレリと7位のハンコック、9位のマキシスと10位の中策ゴムは、それぞれ順位が入れ替わった。上位10社の合計売上高は全体の63%近くを占めた。

 TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は売上高が約4000万ドル減少し、前年から1つ順位を落として12位となった。国内メーカー4社の合計売上高は約392億5500万ドルで、業界全体に占める割合は前年並みの約24%だった。

 トップ75のランキングには、中国メーカーは10位の中策ゴムや、前年から3つ順位を上げた14位のリンロンタイヤ、17位のサイレンタイヤなど28社がランクインした。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「乗用車・ライトトラック用タイヤの需要は年間で15~20%減少し、トラック用タイヤの需要は13~17%落ち込む」(ミシュラン)との見方もある中、どのような影響が及ぶのか注目される。


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