ミシュラン、グッドイヤーの上期業績 需要減響き大幅減益に

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カテゴリー: ニュース

 仏ミシュランの第2四半期決算(1~6月)は売上高が前年同期比20.6%減の93億5700万ユーロ(約1兆1589億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界的にタイヤ需要が急減し、販売量が22.4%減少した。一方、18インチ以上の大口径タイヤの販売比率増加や、鉱山車両用や農業機械用タイヤなど特殊製品事業が回復し、価格ミックスは1.9%増加した。

 営業利益は78.4%減の3億1000万ユーロ。販売量の急減が大きく響いたほか、マスクや手指消毒剤の製造・購入など新型コロナウイルス対策費用も減益要因となった。純損益は前年の8億4400万ユーロから9億8100万ユーロ減の1億3700万ユーロの赤字に転じた。

 部門別の売上高は、自動車および関連販売事業が22.3%減の43億9400万ユーロ。乗用車・ライトトラック用タイヤの市場低迷により、販売量は24%減少した。

 道路輸送および関連販売事業は23.3%減の24億1100万ユーロ、特殊製品および関連販売事業は14.3%減の25億5200万ユーロ。

 2020年通期は、乗用車・ライトトラック用タイヤの需要が15~20%減、トラック用タイヤと特殊製品の需要がともに13~17%減の見通しで、営業利益は12億ユーロ以上を目指す。また、「ビジネスが2019年の水準に回復するのは2022年下半期になる」(同社)と予測している。

 米グッドイヤーの上半期業績は、売上高が28.1%減の52億ドル(約5513億円)、営業損益は8億8700万ドル減少して4億7800万ドルの赤字(前年同期は4億900万ドルの黒字)だった。販売量の減少や工場稼働率の低下が利益を押し下げた。純損益は13億1500万ドルの赤字(前年同期は700万ドルの赤字)だった。

 販売量は31%減の5170万本で、市販用は28%減、新車用は41%の大幅なマイナスとなった。

 同社では「上半期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けた」としており、リチャード・J・クレーマー会長兼CEO兼社長は「主力市場で業界需要が徐々に回復しているが、下半期の計画では依然残る課題や不確実性を考慮している」と述べた。


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