タイヤ専業店向けに感染予防ガイドライン 業界団体が策定

タイヤ整備イメージ
タイヤ整備の現場でも適切な感染予防対策が求められる(写真はイメージ)

 全国タイヤ商工協同組合連合会は5月15日、「タイヤ専業店における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を公表した。タイヤ専業店は事業の継続が求められている一方で、業務の性質上テレワークの実施が難しいことから個々の事業場の実態に応じた感染予防対策を行う際の参考として整理したもの。

 ガイドラインでは感染防止対策として従業員向けの対策、顧客応対、感染者が出た場合の対応などをまとめた。

 従業員には、可能な限り朝夕2回の体温測定のほか、時差出勤やローテーション勤務などを推奨する。また勤務中には2m程度の距離を保てるように作業空間と人員配置について見直しを行うことや、定期的な手洗い、マスクの着用を促している。特に、複数名による共同作業など近距離での接触が避けられない作業工程では、これを徹底するよう求める。

 万が一、従業員に感染者が出た場合は勤務場所の消毒と自宅待機を検討するなどの対応を図るほか、関係機関との連絡体制を確立して保健所の聞き取りなどに協力する。

 同会では「創意工夫を図りながら、新型コロナウイルスの感染予防に取り組むとともに、社会基盤としての役割を継続的に果たすよう努めて頂きたい」としている。


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