中国ゴム工業協会 9月からタイヤラベリング制度スタート

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カテゴリー: ニュース

 中国ゴム工業協会は6月15日、9月15日から業界自主基準としてタイヤラベリング制度を正式に実施すると発表した。「タイヤ等級基準」「タイヤラベリング管理規定」を制定し、転がり抵抗、ウェットグリップ、ノイズの3項目についてラベル仕様を公開した。新品の乗用車用タイヤやトラック用タイヤが対象となる。同日からオンラインでタイヤメーカーからの事前申請の受け付けを始めた。

 中国ゴム工業協会にはダブルコインやトライアングル、中国化工集団(ケムチャイナ)傘下の風神タイヤといった現地メーカーのほか、ブリヂストンやミシュランなどの現地法人も加盟している。

 同協会技術経済委員会の担当者は本紙の取材に対し、「今回の制度は非会員でも申し込みが可能。まずは自主基準として運用するが、将来的には義務化も検討する」としている。

 同協会では2012年からタイヤラベリング制度の制定に着手した。第一段階として、2014年3月に「エコタイヤの技術基準」を策定。転がり抵抗、ウェット、ローリングノイズの規制値を掲げ、使用する材料にも配慮を求める内容を盛り込んでいた。その後、2015年9月に「タイヤラベリング制度の研究」を発表し、今年5月には「タイヤラベリング等級基準」に関する審査会を行った。

 中国のタイヤ産業は昨年の米国反ダンピング・反補助金関税措置による輸出量の減少に加え、国内需要の落ち込みなどで一部生産に影響が出ているとされる。また、米国以外でも反ダンピング税を課すべきか検討が始まるなど、先行きの不透明感が強まっている。

 一方、新車販売台数で世界トップの中国は、新車用と市販用を合わせたタイヤ需要が2020年には2億5000万本まで拡大するという予測もある。市場の拡大が進むのに合わせて、環境負荷低減への取り組みが一層求められていた。


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