
伊ピレリはこのほど、ミラノの研究開発部門で最新型シミュレーターの運用を開始したと発表した。開発サイクルとタイヤテストのスピードアップを目的に導入したもので、タイヤの開発期間を短縮するとともに、プロトタイプの数を削減できる。
同社は既にF1をはじめとしたモータースポーツタイヤの開発でシミュレーションを活用しており、開発期間を約30%短縮したという。今回導入した新型設備は、異なるパラメータによる迅速な再モデリングが可能で、各国の自動車メーカーとのデジタル情報の交換が一層効率化できる。
同社では「リードタイムを削減し、リーディングカーメーカーとのパートナーシップ強化に貢献する」としている。