東京オートサロン2020 タイヤ各社が独自商品の展開加速

 1月10日から12日まで千葉市の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2020」で、TOYO TIRE(トーヨータイヤ)と日本グッドイヤーのトップが登壇してブランド戦略や2020年の展望を語ったほか、ブリヂストンは「POTENZA」(ポテンザ)ブランドの新たなスポーツタイヤを披露した。

トーヨータイヤの清水社長
トーヨータイヤの清水社長

 TOYO TIREの清水隆史社長は「ブランドを一方的にアピールしたり、売りたい商品をプロモーションしたりするのではなく、コミュニケーションスペースにしていく」とイベントに出展する意義を述べ、「様々な地域でマーケットの声に耳を傾けて付加価値の高い独創的な開発、供給を行っている当社だからこそ、世界で今何が注目され、どういうクルマが支持されているのか、それに我々がどう応えていくのか――先端情報を凝縮して伝えていく」と力を込めた。

 その上で「ブースからアクティブな情報を発信して体感をシェアできれば、結果としてブランドの世界観に触れて頂けると確信している」と語った。今回のブースではSUV用タイヤやプレミアムタイヤを多数展示。特に世界の過酷なオフロードレースを支えた「オープンカントリー」シリーズについて「市場にミートした提案を続け、常に先行してトレンドを作り出していきたい」と意欲を示した。

 また、2020年に創業75周年を迎えることに触れ、「当社がここまで歩んで来られたのは他には無い価値を実現してきたからこそだ」と振り返り、「創業100周年を見据えると、今年は次の25年へのスタートラインとも言える。未来に向けた新しい道づくりの年として、一人ひとりのチャレンジを結実させ、意識を揃えて、自ら道を作る年にしていきたい」と、一層の飛躍への決意を表明した。

日本グッドイヤーの金原社長
日本グッドイヤーの金原社長

 日本グッドイヤーの金原雄次郎社長は「2019年にモータースポーツ活動、クルマのファンづくり活動を下支えしていく方向に舵を切った。モータースポーツを通して販売店とのつながりを広げていきたい」と事業方針を説明した。

 その上で、2月に低燃費スタンダードタイヤとオールテレーンタイヤの新モデルを投入することを発表し、「我々の看板商品であるオールシーズンタイヤに加えて様々な商品を市場に提供して、ドライバーの安全と安心を担保し、選ばれるブランドとなれるように取り組んでいく」と意気込みを述べた。

ブリヂストンは「ポテンザ」の新商品を発表
ブリヂストンは「ポテンザ」の新商品を発表

 ブリヂストンは2月から発売するグリップ性能を高めたスポーツタイヤの新商品「POTENZA RE-71RS」を発表した。

 登壇したブリヂストンタイヤジャパンの長島淳二常務執行役員は、「新商品のコンセプトは、ストリートからサーキットまで年間を通じて想定されるあらゆるコンディションにおいて高いグリップ性能を発揮するスポーツタイヤだ。2015年に発売した『RE―71R』を更に進化させている」と自信を示した。

 開発面ではコーナリング中の接地面積を最大限確保するため、パターンやプロファイル、コンパウンドを改良。従来品と比較して平均ラップタイムを1・1%、最速ラップは2・0%の短縮が可能になったという。長島常務は「誕生から40年余り。常に時代の先端を駆け抜けてきた『ポテンザ』は挑戦の歴史でもあった。新商品を加え、これからも挑戦を続けていく」と意気込みを話した。


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