冬タイヤ規制の効率化へ 国交省が判別技術の試験結果公表

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カテゴリー: ニュース

 夏冬タイヤの判別などの「自動識別が可能なカメラ撮影・解析技術」の技術公募を行っている国土交通省が試験結果を公表した。

 今回の公表結果は、西日本高速道路エンジニアリング四国による「冬用タイヤ自動判別システム」の試験となる。このシステムは、時速30km以下で通過する車両のタイヤのサイプとトレッドパターンを撮影し、画像データを自動解析することで夏冬タイヤを判別するもの。冬用タイヤ規制はタイヤチェック要員や交通整理員など多大な労務時間を必要とするため、規制の省力化や作業の効率化が求められていた。

 自動判別システムは、高感度カメラ内蔵PC1台とモニター1台、タイヤ照明2基、背面照明1基で構成。判別にあたり、サイプ・パターンのデータをAI(人工知能)に学習させており、スタッドレスタイヤは冬タイヤとして「OK」、ノーマルタイヤやオールシーズンタイヤ、雪の写り込みや飛沫などでサイプ・パターンが確認できないタイヤは「NG」となる。

 昨年12月28日から今年1月27日の期間に、中国道(安佐SA)や舞鶴若狭道(福知山IC)などで3万3180台を測定したところ、タイヤ表面が乾燥して降雪がない状況では、目視で冬タイヤと判別したタイヤのうち95.4%はカメラもOKと判別した。

 一方、降雪時にタイヤ表面が湿潤の場合では、カメラがOKと判別したタイヤは、目視で冬タイヤと判別したうちの55.3%にとどまった。ただ、どの条件下でも、目視で夏タイヤと判別したタイヤはカメラもすべてNGと判別した。

 また、今年4月4日、5日には国交省関東地方整備局長野国道事務所の駐車場出入口で現場実証を実施。測定台数は94台で、目視判別による冬タイヤの98.7%をカメラもOKと判別した。目視で夏タイヤと判別されたタイヤは、カメラ判別もすべてNGだった。


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