モビリティのイノベーションへ 豪ソーラーカーレースに向け壮行会

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カテゴリー: ニュース
壮行会に参加したブリヂストンや参戦チームの関係者
壮行会に参加したブリヂストンや参戦チームの関係者

 ブリヂストンは8月27日、オーストラリア大使館で「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」(BWSC)に出場する国内チームの壮行会を行った。ブリヂストン代表執行役CEO兼取締役会長の津谷正明氏や駐日豪州大使リチャード・コート氏のほか、工学院大学や東海大学など4校の出場チームメンバーや関係者らが出席した。

 BWSCは2年に1度豪州で開催されるソーラーカーレースで、太陽光を動力源として約3000kmを走破する。今年は10月13日から20日に実施され、23カ国から48チームが参加する。

 ブリヂストンは2013年からタイトルスポンサーとして、協賛およびソーラーカー用タイヤ「ECOPIA with ologic」(エコピア・ウィズ・オロジック)を多くの参加チームに供給している。

 同製品は低燃費タイヤ技術を搭載しており、低燃費性能と安全性能を高次元で両立させているのが特徴。今大会で装着されるタイヤは前回の参戦結果を踏まえて各チームとブリヂストンが協力してチューンアップを施した。

津谷CEO兼会長
津谷CEO兼会長

 津谷CEO兼会長は同大会のサポートに注力する理由として「モビリティ領域でのイノベーションのひとつは、より少ない資源でより長い距離を移動することだ」と説明した。

 また、コート氏は「BWSCは世界的なイノベーション・イベントであり、また世界最大のソーラー・イベントとして確固たる立場を築いている」と評価した。その上で「将来における高度な自動車技術の確立という点以外にも豪州経済の成長に大きな役割を果たしている」と述べた。

 その後、各チームが登壇して今大会に向けて抱負を述べた。呉港高等学校の藤原弘子さんは、「全ての経験を活かし、できる限り高い順位を狙いたい」と意気込みを示し、名古屋工業大学の磯合凌弥さんは「自然を相手にするレースなので様々なトラブルが予想されるが、一丸となって乗り越えたい」と力を込めた。


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