住友ゴム 全国で二輪車用タイヤの安全啓発活動 不良率は15%に

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カテゴリー: ニュース

 住友ゴム工業は8月3日、「DUNLOP(ダンロップ)全国タイヤ安全点検」として、全国4会場で二輪車用タイヤの安全点検を実施した。

 今回で7回目となったこの活動は、タイヤに起因する事故の未然防止と、空気圧などの点検の重要性をライダーに訴求する目的で実施するもの。2012年から、8月19日の「バイクの日」に合わせて全国の道の駅やレストハウスなどで開催されてきた。

住友ゴム二輪車用タイヤの点検活動-増田執行役員
点検活動を行う増田執行役員

 アネスト岩田ターンパイク箱根スカイラウンジ前(神奈川県足柄下郡)の会場には、タイヤ国内リプレイス営業本部長の増田栄一執行役員らが出席。会場では、タイヤの残溝の測定や傷、ヒビ、偏摩耗といった外観の点検を行い、その結果を記載したチェックカードをライダーに渡してタイヤの日常点検の重要性を啓発した。

 増田執行役員は「昨今、タイヤの不具合は減っておらず、タイヤに起因するJAFの出動回数も増えている。我々のタイヤ点検活動を通じて、少しでもドライバーやライダーの皆様の安全に繋がるように続けていきたい」と挨拶した。

 全国では神奈川と岐阜、京都、大分の4会場で合計453台の点検を実施。このうちタイヤの整備不良率は全体の15.0%(68台)だった。濡れた路面でのスリップの発生原因となる「残溝不足」が12.1%と最も多く確認され、ヒビ割れが6.2%、偏摩耗が3.8%と続いた。タイヤの損傷も1.3%あった。

 なお、今年の活動によって、これまでの点検台数は累計3770台となっている。同社では「今後も継続してライダーに安全で正しいタイヤの使用方法や管理方法などを伝えていく」としている。


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