走行中のEVからワイヤレス給電 ブリヂストンと東大、NSKが共同研究

シェア:
カテゴリー: ニュース

 ブリヂストンは8月1日、東京大学、日本精工(NSK)と共同で、電気自動車(EV)に搭載したインホイールモーターへワイヤレスで給電できる技術の実用化を目指すと発表した。この技術は低炭素社会の構築に向けて革新的な技術を創出することを目的に、東京大学大学院新領域創成科学研究科の藤本博志准教授らの研究グループが提案しているもの。

電気自動車が走行中に給電するイメージ
電気自動車が走行中に給電する様子(イメージ)

 日本のCO2排出量(11億9000万トン)のうち自動車からの排出量は15%を占めるとされており、また欧州では2020年に自動車のCO2規制が始まる。こうした背景から各自動車メーカーが電動化の開発を推進する一方で、近い将来バッテリーの供給不足が懸念されている。

 今回のプロジェクトでは、ホイール内に配置したモーターへ走行・停車中に路面から直接給電することで、より少ないバッテリー搭載量でEVの航続距離が確保できるようにする。これにより、バッテリーの供給不足の懸念を払拭するとともに、EVの軽量化が可能となるという。

 東京大学はワイヤレス給電コンセプトの立案と改良、基盤技術の研究開発を行う。またNSKは搭載性に優れたインホイールモーター開発を担当するとともに、給電インフラの社会実装に関する検討を進める。ブリヂストンは給電時にモーターへの電力伝送を高効率で達成するためのタイヤの技術開発に取り組み、2022年に車両での評価、25年の実証実験を目指していく。

 また、3機関は、プロジェクトに関わる基本特許をオープン化することに合意。プロジェクトの運営委員会で承認された企業・団体が権利化された技術を無償で使用可能となる知財の仕組みを整備して、オープンイノベーションによる研究開発を促進する。


[PR]

[PR]

【関連記事】