横浜ゴム、ブタジエン生成の触媒システム開発 インフォマティクスを活用

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カテゴリー: ニュース
超超PJが推進する「計算科学技術」「プロセス技術」「先端計測技術」の開発サイクル
超超PJが推進する「計算科学技術」「プロセス技術」「先端計測技術」の開発サイクル

 横浜ゴムは7月22日、インフォマティクス(情報科学)を活用してバイオエタノールからブタジエンを生成する世界最高の生産性を備えた触媒システムを開発したと発表した。

 この研究は、国立研究開発法人産業技術総合研究所と先端素材高速開発技術研究組合との共同で行われた。高活性な触媒システムの極めて短期間での開発となっただけではなく、触媒開発におけるインフォマティクスの有用性を実証した。

 また、生成したブタジエンを使用したブタジエンゴムの合成にも成功。これにより石油への依存度低減やサステナブルな原料調達の促進が期待されるという。

 今回の開発は、計算科学やAI(人工知能)を活用することで従来の開発期間を20分の1に短縮することを目指す「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」(超超PJ)の委託事業として実施。

 まず、バイオエタノールからブタジエンをより多く生成できる金属酸化物触媒を探るため、AIでスクリーニングを行い5段階に分けて反応を計算。その結果、特定の金属酸化物の組み合わせが最適であることが分かった。さらに、最適な配合状態や反応条件を探索する実験により、触媒調製条件や温度などの最適解を発見した。

 同社では、今後はより高度なAI技術の計算科学をベースとした学際領域の基盤を構築していくとともに、2030年のバイオマス由来の合成ゴム実用化を目指す。


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