
住友ゴム工業はブラジル工場にトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、3月から生産を開始した。生産能力は2020年末に日産1000本とする計画で、総投資額は4億6500万レアル(約135億円)。これにより、ブラジル市場でのトラック・バス用タイヤの安定供給や為替変動リスクの回避を図る。
同社では、「ブラジルのトラック・バス用タイヤ市場は今後年2~3%程度の成長が見込まれている。現地生産により、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図る」としている。
ブラジル工場は2013年に稼働開始した。乗用車用・ライトトラック用タイヤの生産能力は、2018年末時点で日産1万6800本。