日本自動車タイヤ協会が点検活動 乗用車の不良率は4割に

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乗用車の整備不良率44%に

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は11月12日、東名高速道路・浜名湖サービスエリアでタイヤ点検活動を行った。JATMAからは奥田慶一郎専務理事をはじめ、事故防止部会委員や広報部会委員など合計38名が参加し、タイヤ点検活動を通じて一般ドライバーにタイヤの正しい使用・管理の重要性をPRした。

浜名湖の活動
浜名湖サービスエリアのタイヤ点検活動

 この活動は、東名高速道路の全線開通により東京―大阪間が高速道路で結ばれた時期から実施しているもので、今年で46回目。タイヤ整備不良などに起因する事故の未然防止を目的に、一般ユーザーに対しタイヤの適正使用・メンテナンスの重要性をするもの。

 開会式で挨拶に立ったJATMAの奥田専務理事は、「昨年の点検結果においては、乗用車での空気圧不足、トラックでの偏摩耗、溝不足などが確認された。まだまだタイヤの点検整備が十分に行われているとは言えない状況だ。また春に行ったアンケート調査では、空気圧点検への意識は高いものの、点検を行う頻度は決して高くないことも確認された。このようなタイヤの使用実態を踏まえ、本年度もタイヤの適正使用・安全啓発活動を推進し、ドライバーの皆様とのコミュケーションに取り組んでいく」と述べた。

 点検活動は1班4名ずつ計4班の編成により、午前8時45分から午後3時まで行われた。タイヤ点検と併せ、ドライバーへのアンケート調査を実施。また点検を受けたドライバーには、チラシやリーフレット「タイヤを上手にご使用いただくために」など4点をパッケージした啓発グッズを配布した。

浜名湖サービスエリアのタイヤ点検活動
浜名湖サービスエリアのタイヤ点検活動

 JATMAが当日発表した速報によると、点検台数は乗用車120台、大型バス39台、トラック41台、計200台。これにトラック空気圧点検59台を合わせると259台となった。

 タイヤ整備不良とみられる車両は乗用車53台(不良率44.2%)、大型バス3台(同7.7%)、トラック12台(同29.3%)、トラック空気圧2台(同3.4%)。不良率は前年に比べ乗用車7.6ポイント減、大型バス20.2ポイント減、トラック18.3ポイント減、トラック空気圧13.8ポイント減となり全車種で改善が見られた。

 整備不良のワースト1は乗用車が空気圧不足(40.8%)、大型バスが偏摩耗(5.1%)、トラックがタイヤ溝不足(19.5%)だった。

 今回の結果を見る限り、不良率が改善したとはいえ依然として高止まりの状態にあり、さらなるタイヤの適正使用・安全啓発の活動が重みを増してくる。


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