熊本地震 タイヤメーカーの一部生産に影響

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カテゴリー: ニュース
阿蘇大橋周辺の土砂崩れ箇所(出典:国土地理院)
阿蘇大橋周辺の土砂崩れ箇所(出典:国土地理院)

 4月14日夜、熊本県で発生した地震により、九州全域をはじめ広い範囲で土砂崩れや家屋の倒壊など甚大な被害を及ぼし、多くの死傷者が出ている。

 タイヤメーカー関連ではブリヂストンの熊本工場(玉名市)が14日の地震発生後に操業を停止した。従業員の安否確認はできており、人的被害はなかった。熊本工場は建設機械や農業機械に使われるゴムクローラーや高圧ホースなどを生産している。18日午前時点では「再開の目処は立っていない」(広報部)という。

 また16日未明に発生した震度6強の地震の影響で福岡県のタイヤ工場でも一時操業を停止したが、17日朝までに稼働を再開した。同社では東京本社と熊本県に対策本部を設置し、今後の対応を進めている。

 宮崎県にタイヤ工場がある住友ゴム工業では、地震発生後に従業員の安否を確認しており、工場も稼働している。広報担当者は、「現在サプライチェーンに影響はない」としている。また販売会社であるダンロップタイヤ九州の各営業所、直営店にも大きな被害は出ていない。

 同社は、ダンロップタイヤ九州の本社(福岡市博多区)に対策本部を設置。同本部長に増田栄一執行役員が就き、情報収集や復旧支援など今後の活動にあたる。

 横浜ゴムは、14日の地震で販売会社のシャッターが壊れたといった被害はあったものの、従業員は全員安否確認が取れており、通常の業務に影響はなかったもよう。東洋ゴム工業でも「影響はない」(広報企画部)としている。

 一方、九州には複数の自動車関連部品の生産拠点があり、一部のカーメーカーは部品調達に支障が出ていることから工場の操業を段階的に停止することを発表した。そのため今後、OE向けタイヤの供給などに間接的な影響が広がる可能性がある。


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