ブリヂストン津谷CEO、西海COOが会見

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津谷正明CEO
津谷正明CEO

 ブリヂストンの津谷正明CEOと西海和久COOは12月1日、東京本社で会見を行い、2015年度の経営環境を振り返るとともに、事業運営の進捗状況などについて説明した。津谷CEOは10月に発表した小平の技術センター再構築を「これまでとは別の次元」と述べ、また西海COOは「当社が持っている商品の組み合わせで総合力を発揮していく」と展望を語った。

「小平の再構築はR&Dのレベルを上げる第一歩」

 津谷CEOは、欧州で起きたテロ事件やギリシャ危機、難民問題などに触れ「経営環境は激動の時代だった」と振り返った。その上で住友ゴムと米・グッドイヤーのアライアンス解消、中国企業による伊・ピレリの買収など「自動車産業でも大きな動きがあった1年だった」と述べた。

 また今年10月に発表した東京・小平の再構築について「2000年からグローバルで技術体系の整備を進め、欧米やアジア・大洋州でも技術センターやプルービンググラウンドを立ち上げて改善を進めてきたが、小平は次元を別としており、将来に向けて新しい手を打つという意志を込めた」と強調した。

 自動運転や情報通信などに代表されるように、将来の自動車産業のあり方が大きく変貌していく可能性がある中、「グローバルに競争優位性を確保するため、小平は生産から研究開発へ重点を置く。どうやってR&D体制のレベルを上げるのか議論を進めてきたが、小平の再構築はその第一歩」と説明した。

カーメーカーへの提案力高める

 一方、西海COOは、タイヤ事業と化工品事業を融合させ、総合力でカーメーカーや一般ユーザーへの提案力を強化していく考えを示した。

 例えばトラック・バス用タイヤで新品タイヤ・リトレッド・メンテナンス・ロードサービスなど、タイヤ単品ではなく、ユーザーごとに課題を解決する「カスタマイズソリューション」へとシフトを強めているが、来年からは鉱山や農業機械機向けにもオペレーションを始める予定で、将来的には乗用車についても総合的な対応を図るようなビジネスモデルを構築する。

 「自動車をもっと快適にしていくためには、N(ノイズ)、V(バイブレーション)、H(ハーシュネス)を解決していく技術が重要となる。従来のタイヤ、エンジンマウントだけでなく、それ以外のサスペンションブッシュやエネルギーを吸収するEAパッド、シートパッドなど当社が持っている商品の組み合わせで総合力を発揮してカーメーカーに提案していける力をつけていく。 従来は同じ車両に対する商品開発でもタイヤはタイヤ、防振ゴムは防振ゴムなど、事業ごとに対応する窓口が別れていたが、窓口を一本化することで、カーメーカーへの対応はスムースになる」と述べた。


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