横浜ゴムの山石社長「収益を伴った成長のために信頼、必要とされる企業へ」

シェア:
カテゴリー: ニュース
タグ:

(年頭所感)「強みを再定義し、収益を伴った成長のために信頼、必要とされる企業へ」

 2018年の経済状況は、国内では景気の回復が継続し、海外においては米国で景気回復が継続しており、欧州でも底堅く推移する一方で、中国では減速基調となった。

横浜ゴム山石社長

 こうした経済環境の中、第3四半期までの当社の状況は、タイヤ事業は新車用タイヤが国内で販売が低調だったほか、海外でも販売が減少した。市販用タイヤは、国内では高付加価値商品の拡販により前年同期を上回ったが、海外においては販売が減少した。ATGについては、農業機械用の新車用タイヤの販売が好調で売上収益は前年同期を上回った。2018年通期連結業績予想は売上収益及び事業利益については過去最高となる見込みだ。

 また、新中期経営計画「GD2020」の中で、タイヤ消費財事業では、まず「プレミアムカー戦略」に沿った新車装着の実績は、BMWのM5やX4、トヨタのクラウンに納入された。「ウィンタータイヤ戦略」では、欧州にオールシーズンタイヤを投入し、またランフラットモデルの発売も開始した。

 タイヤ生産財事業は、建設車両向けについて、グループ全体で柔軟な供給体制の推進をした。トラック・バス用タイヤでは、超偏平シングルタイヤの三重工場の生産能力の倍増が決定している。

 ブランド戦略については、チェルシーFCがFAカップで優勝し、当社ロゴがさまざまなメディアに露出したほか、ディディエ・ドログバ氏が11月に来日し、イベントを開催した。また、米国メジャーリーグのエンゼル・スタジアムの広告看板が、大谷翔平選手の活躍とあいまって露出が多くなっている。

 「GD2020」の2年目となる2019年以降の取り組みとしては、まず、タイヤ消費財事業について、「プレミアムカー戦略」では、国内外のプレミアムOEへの納入を更に加速させていく。

 また、国内リプレイス市場に新商品「BlueEarth-GT AE51」を2月より投入し、プレミアム市場での存在感の向上につなげていきたい。

 「ウィンタータイヤ戦略」では、冬用タイヤの氷上性能向上に貢献する、吸水効果を評価する新技術も開発した。これらの技術を最大限活用し、ウィンタータイヤの性能ナンバー1を目指していく。

 「ホビータイヤ戦略」では、北米を中心に投入した「GEOLANDAR」の拡販を図り、また「お客様とのコミュニケーション活性化」については、ユーザーとの接点を更に増やしていく。

 モータースポーツ活動では2019年より新たに開催される「TCRジャパン」にコントロールタイヤとして採用されることが決定している。

 タイヤ生産財事業についてはOHT(オフ・ハイウェイタイヤ)を成長ドライバーとして「次の100年の収益の柱へ」を掲げて活動していく。その中心となるATGについては、インド、ダヘジ工場の生産能力を増強する。

 そのほか、ブランド戦略においては、チェルシーFCが2019年は日本でプレシーズンマッチを開催することも決定し、国内でも露出が増えることを期待している。

 当社は2018年に創業101年目を迎え、新中期経営計画「GD2020」のもと、次の100年へ向けた新たな1歩を踏み出した。横浜ゴムの強みを再定義し、収益を伴った成長をしていくため、世界中のお客様から信頼され、必要とされる企業へ成長していきたい。


[PR]

[PR]

【関連記事】