タイヤ販売は好調も減収傾向に 海外大手の1~9月期業績

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カテゴリー: ニュース

 仏ミシュランの第3四半期(1~9月)業績は、売上高が前年同期比1.1%減の162億1700万ユーロ(約2兆909億円)だった。販売量で1億6700万ユーロ、価格ミックスで3億5900万ユーロのプラス要因があったものの、為替が8億1900万ユーロマイナスに働いた。

 部門別の売上高は、乗用車用及び関連事業が5.9%減の83億3200万ユーロだった。18インチ以上のセグメントでシェアの拡大が続いておりミックスは良好だったが、通貨の下落の影響を相殺するために価格を引き上げた新興国市場での販売量減少などがマイナス要因となった。

 また、トラック用・ライトトラック用及び関連事業は2.9%減の43億2400万ユーロだった。ただ、鉱山用や建機用、農機用などを含む特殊製品事業は15.2%増の35億6100万ユーロと好調だった。

 乗用車・ライトトラック用の販売は、グローバルでは新車用、市販用ともに前年と同水準だった。市販用は欧州やロシア・CIS、北中米でプラス成長だった。

 トラック用は、新車用が中米とアジアでマイナスだったものの全体で1%増、市販用は1%減となった。

 米グッドイヤーの第3四半期業績は、売上高が2.6%増の115億9900万ドル(約1兆2982億円)だった。原材料価格の高騰や価格ミックスの減少により営業利益は14.1%減の9億6700万ドルとなったものの、純利益は31.9%増の5億8300万ドルだった。

 タイヤの販売量は前年同期比1%増の1億1850万本だった。欧州・中東・アフリカ(EMEA)と米州では、市販用が好調だったものの新車用が低調に推移したため、全体では市販用が2%増、新車用が1%減となった。

 地域別売上高は、米州が0.4%増の60億5400万ドル、EMEAが5.9%増の38億8000万ドル、アジア太平洋が3.2%増の16億6500万ドルと全ての地域で増収だった。

 なお、2018年通期の営業利益見通しは約13億ドルに下方修正した。原材料価格の高騰や取引通貨のマイナス影響、中国及びブラジル経済の鈍化、不透明感を受けてのもの。同社では、第2四半期にも営業利益を当初見通しの18億~19億ドルから14億5000万~15億ドルに見直していた。

タイヤ部門は減収に コンチネンタル、ハンコックの1~9月期

 独コンチネンタルは売上高が1.4%増の331億7430万ユーロ(約4兆2867億円)だった。調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は12.9%減の29億9200万ユーロ、純利益は1.7%減の21億8580万ユーロだった。

 タイヤ部門は売上高が1.2%減の82億8900万ユーロ、調整後EBITは12.0%減の13億5210万ユーロだった。価格ミックスの良化を販売量や為替のマイナスが相殺した。

 乗用車用及びライトトラック用タイヤの販売は新車用が前年よりやや減少し、市販用は前年と同水準だったため全体で1%減となった。一方、商用車用は3%増加した。

 タイヤ部門の売上高の地域別比率は、ドイツが15%、ドイツを除く欧州が41%、北米が26%、アジアが11%、その他地域が7%となった。

 韓国のハンコックタイヤの第3四半期決算は売上高が1.2%減の5兆703億ウォン(約5109億円)、営業利益は15.2%減の5547億ウォンの減収減益となった。

 販売構成比をみると、17インチ以上の大径タイヤは乗用車用タイヤ全体の52.0%を占め、前年から4.5ポイント増加した。


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