
住友ゴム工業は東洋精器工業(兵庫県宝塚市)に協力を依頼して大型車のハブボルトとナットの点検時に使用する「簡易点検ツール」の開発を進めている。年内に準備を終えて、来年1月をメドに製品化する予定。
このツールでは大型タイヤの点検時にボルトの伸びやナットのネジ山潰れなどのチェックが可能。小型で作業者が常に携行できるのが特徴。
住友ゴムでは大型車の脱輪事故の要因として部品の経年劣化の点検漏れを課題の一つに挙げており、点検方法の改善活動を進めている。同社では「簡単に点検ができるツールを浸透させていきたい」としている。