横浜ゴム、タイの大学と天然ゴムの共同研究を加速

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カテゴリー: ニュース

 横浜ゴムは6月にタイで実施された「インターナショナル・ポリマー・コンファレンス・オブ・タイランド」で、タイの大学と2013年から共同で行っている天然ゴムの研究成果を発表した。

 同社が共同研究を行っているのはマヒドン大学とプリンス・オブ・ソンクラー大学の2つ。マヒドン大学との研究では天然ゴムの基となる樹液(ラテックス)に含まれるタンパク質の解析と、天然ゴムの生合成に関係するタンパク質の特定に成功した。これにより天然ゴムの生合成への理解が深まり、品質や生産に関わる研究を加速していくことが可能となった。

 また、同社はソンクラー大学とは天然ゴムの基礎研究を行っている。これまでに季節や地域、品種の異なるラテックスを分析し、ゴムの物性や化学特性の違いの有無を長期間評価している。

 天然ゴムは、パラゴムノキから採取したラテックスを加工したもの。タイヤの約30%を占める主要原料の一つだが、生産が東南アジアに集中しているため、異常気象や病気によって大規模な生産阻害を受ける可能性がある。

 同社では、「天然ゴムの品質向上はもとより、安定生産に貢献する技術開発を推進することが重要な責務と考え、将来的には研究成果を天然ゴム農園の維持・発展に活用していく」としている。


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