冬商戦に向けて海外ブランドから新モデル続々発表

 冬商戦を前に海外ブランドから新商品の発表が相次いでいる。日本グッドイヤーはSUV向けオールシーズンタイヤを発売し、コンチネンタルやネクセンは乗用車用の大型モデルを9月に投入する。いずれも独自のコンセプトで開発を行い、日本のユーザーの厳しい要求にも応えているのが特徴だ。昨年は国内ブランドから多くの新商品が上市されたが、海外勢が加わることで、今シーズンは市場が更に活性化していきそうだ。

日本グッドイヤーの金原雄次郎社長

 日本グッドイヤーは7月30日に都内で会見を開き、SUV向けのオールシーズンタイヤの新商品「Assurance WeatherReady」(アシュアランス・ウェザーレディー)を8月1日から発売し、既存の「ベクターフォーシーズンズ・ハイブリッド」と合わせて国内市場でオールシーズンタイヤの更なる販売拡大を目指していく方針を発表した。

 発売サイズは16~20インチの13サイズで、「ベクターフォーシーズンズ・ハイブリッド」と合わせて軽自動車から大型SUVまで幅広い車種をカバーする。

 国内でのオールシーズンタイヤは海外市場ほど普及していなかったが、近年はユーザーの関心が高まっているという。同社が今年7月に非降雪地帯のドライバー600名を対象に行った調査によると、3人に2人(64.2%)がオールシーズンタイヤを認知していることが分かった。認知率は昨年2月に実施した前回から11.1ポイント向上した。さらに、実際にオールシーズンタイヤを使用しているユーザーは全体の約1割となり、前回調査の2倍に増えた。

 会見で金原雄次郎社長は、「国内市場でオールシーズンタイヤのパイオニアとしてのポジションを更に強化し、2018年全体の販売は市場を上回る伸び率を目指す」と意気込みを示した。

 なお、同社は9月3日にスタッドレスタイヤ「ICE NAVI7」(アイスナビ・セブン)に新たに2サイズを追加し、全69サイズで提供していく。

コンチネンタルは「Viking Contact 7」を発売

コンチネンタルタイヤ・ジャパンのグレゴリー・メイ社長(右)と高橋徹雄執行役員

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンは7月31日、都内で新商品説明会を開催し、9月から発売する乗用車用スタッドレスタイヤ「Viking Contact 7」(バイキング・コンタクト・セブン)の技術を紹介した。

 出席したグレゴリー・メイ社長は、「新商品は日本市場のプレミアムタイヤと競合することができる。より多くのユーザーにブランドを知って頂き、コンチネンタルのタイヤを体感して頂きたい」と展望を語った。

 新商品はウィンター性能とウェット性能を高い次元で実現したことが特徴。スタッドレスタイヤの開発コンセプトを一から見直してパターンとコンパウンドを刷新することで、氷やシャーベットなど様々な路面への対応を図った。

 その結果、ライフやドライ性能は従来品(コンチ・バイキング・コンタクト6)と同等レベルを維持しながら、氷上性能を4%、ウェット性能は6%向上した。

 また、今回はシリーズで初めて左右対称パターンを採用した。高橋徹雄執行役員は、「相反するウィンター性能とウェット性能を両立するため」と、その狙いを話す。主溝で水や雪を一気に排出することが可能で、「シャーベット状の雪道が多い日本でも性能を発揮する」としている。

 14~20インチの52サイズを展開し、12月には8サイズを追加する。

ネクセンはアイス性能を高めたスタッドレスタイヤ発売

「WINGUARD ice2」

 ネクセンタイヤジャパンは、9月1日から乗用車用スタッドレスタイヤ「WINGUARD ice2」(ウィンガード・アイス・ツー)を発売する。発 売サイズは13~17インチの18サイズで、10月には14~18インチの16サイズを追加する。

 新商品は、アイス性能の向上を第一に掲げて開発した。新たに開発したコンパウンドで低温域の柔軟性と高温域の剛性を両立させ、氷雪路でのブレーキ性能を高めた。また、ブロック剛性を確保するサイプや、非対称パターンなどを採用し、優れた走行安定性やトラクション性能を実現した。

 同社では「氷上ブレーキング性能や雪上走破性を両立させることで日本のユーザーの要求にも応えられる」としている。


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