北米市場 2017年のタイヤ輸入実績 タイ、ベトナム製が急増

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カテゴリー: ニュース

 米専門誌タイヤビジネスによると、米商務省がまとめた2017年の米国における乗用車用タイヤの輸入本数は前年比0.6%増の1億4748万本、平均単価は49.5ドル(約5294円)だった。

2017年の米国タイヤ輸入本数上位10カ国

 タイやベトナムからの輸入が大幅に増加したのに対し、中国は前年に引き続き2ケタ減となった。米政府が2015年に中国製乗用車・ライトトラック用タイヤに対し発動した反ダンピング関税と相殺関税措置の影響で、一部の中国メーカーは東南アジアの既存工場へ生産をシフトしていることが背景にあるものとみられる。

 また、ライトトラック用タイヤは4.3%減の2668万本となったが、トラック・バス用が1460万本と5.1%増えた。特に今後も旺盛な需要が見込まれるトラック・バス用タイヤにおいて上位10カ国のうち8カ国が前年対比でプラスだった。中でも韓国(74.5%増)やベトナム(180倍増)、インドネシア(350倍増)などの増加が目立っている。

 各カテゴリーを合計した全体の輸入額は9.7%増の137億6000万ドル(約1兆4717億円)だった。国別にみると、中国は28.3%増の19億4900万ドルと2年ぶりに首位となった。乗用車用やライトトラック用、トラック用タイヤの輸入が減少したものの、単価の高い建設車両用や農機用タイヤが増えた。また、前年4位だったタイは35.8%増の18億6000万ドルと急増し、2位に入った。

 一方、3位のカナダと4位の韓国の輸入額はともに前年を下回った。日本は7.6%減の10億9100万ドルで5位だった。


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