ブリヂストンと伊ベルサリス社 グアユール商用化へ向け提携

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グアユール
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 ブリヂストンは2月13日、米国子会社ブリヂストン・アメリカス・インク(BSA)とイタリアの石油化学会社であるベルサリス社が、グアユールの商用化に向け戦略的な提携を昨年12月に始めたと発表した。

 今回の提携は、BSAのグアユール農業技術・加工プロセス技術と、ベルサリス社が持つ商用化に向けたプロセス構築や市場開拓に関するノウハウを融合させるもの。今後、両社は最新の遺伝子技術を駆使し、より生産性の高いグアユール品種の開発を進めていく。また、米アリゾナ州にあるブリヂストンの研究施設で加工技術の高度化に取り組み、グアユール由来の天然ゴムの品質改善や収穫量の拡大へ繋げていく。

 グアユールは、米南西部からメキシコ北部の乾燥地帯が原産の低木で、幹の部分にタイヤの主要な原材料である天然ゴムが含まれている。同社は従来のパラゴムノキに代わる新たな供給源の一つとしてグアユールの研究活動を進めており、2015年にはグアユール由来の天然ゴムを使用したタイヤを完成させている。

 ブリヂストングループは今年2月に、持続可能な調達を推進するための新たな調達ポリシーを策定した。2050年を見据えた環境中期目標として掲げている「100%サステナブルマテリアル化」の達成に貢献するもので、今回の提携はその取り組みの一環となる。

グアユールの品質改良でゲノム解析技術を活用

 また同社は2月20日、米国子会社のブリヂストン・アメリカス・インク(BSA)がNRgene社の持つゲノム解析技術を活用し、グアユールの品種改良を目指すことを発表した。両社はともに米国原産の天然ゴム育種プログラムの研究開発に協力している。

 BSAは、品種改良や遺伝学を専門とする研究者チームを有し、グアユール由来の天然ゴムを北米でタイヤ生産に活用することを目的に研究開発を継続している。今回、NRgene社の最先端技術を活用することで、天然ゴム収穫量の増加や耐病性の強い種の開発を推進する。


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