2017年のタイヤ輸入本数 中国、マレーシアの増加目立つ

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カテゴリー: ニュース

 財務省通関統計による2017年のタイヤ輸入本数は前年比6.2%増の2930万5056本と4年連続で前年を上回った。乗用車用タイヤは中国やマレーシアなどの輸入増によりプラスとなった一方、商用車用はインドネシアなどの減少が響いて約1割減った。

タイヤ輸入本数上位5カ国 本数ベースで輸入状況をみると、中国はタイを抜き、3年ぶりに2位となった。また6位のベトナムは12.7%増となったほか、マレーシアも63.4%増の50万6637本と高い伸び率を示している。

 もうひとつ、注目されるのはフィリピンだ。輸入本数は1~4月までは前年対比で6割強の伸び率で推移していたが、5月からは一転して前年割れが続いた。トータルでは37.5%減の42万8379本となり、前年の7位から11位になった。

 これは昨年5月に火災が発生した横浜ゴムのフィリピン工場による輸入減が影響したものとみられる。同社は現在、愛知県の新城工場からの供給でカバーしているが、今年9月末から10月上旬をめどに被災エリアのうち半分で生産を再開する予定。

 カテゴリー別では、全体の約8割を占める乗用車用タイヤの輸入本数は前年比8.8%増の2385万6688本、平均単価は215.7円高い3820.5円となった。原材料コストの高騰によるタイヤ価格の上昇や、下期から円安に推移した為替も影響した。平均単価はインドネシアが2136.9円と最も安かった。

中古タイヤ輸出は前年比6.8%増に

 2017年の中古タイヤの輸出本数は前年比6.8%増の828万1956本、金額ベースで12.4%増の96億5409万4000円だった。

 仕向地別ではアラブ首長国連邦が引き続き首位となったが、2位以下の順位は前年から変わっている。モンゴルは日本からの中古車の輸入増加に伴う中古タイヤの需要が高まったことで、全体では約3割増えた。

 またアメリカ向けも回復基調にある。ここ数年、安価な中国製新品タイヤとの競争が激しく輸出量が減少したが、人件費の増加などで中国製タイヤの単価が約2割アップしたため、日本製が優位に立ったようだ。

 なお、更生タイヤの輸出実績は本数ベースで前年比92.6%増の1万5447本、平均単価は6255円だった。


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