【コンチネンタル】将来に向け2つのタイヤ技術コンセプト発表

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カテゴリー: ニュース

 独コンチネンタルタイヤは、9月に開催したフランクフルトモーターショー(IAA)で、将来の安全性および快適性の向上に繋がる2つの新たなタイヤ技術コンセプト「ContiSense」(コンチセンス)と「ContiAdapt」(コンチアダプト)を発表した。

ContiSense
ContiSense

 「ContiSense」は、タイヤに内蔵したセンサーから車内の受信機へ電気信号を送ることを可能にする「導電性ゴムコンパウンド」の開発に基づいている技術。ゴムベースのセンサーがタイヤのトレッドの深さと温度を常時監視し、測定値が既定値を上回る、もしくは下回る場合にシステムがただちにドライバーへ警告を知らせる。

 またタイヤのトレッドに異物が刺さった場合は、タイヤ内の電気回路が閉じられ、ドライバーに緊急警報を発する仕組み。同社では「タイヤの空気圧が下がり始めてからドライバーに通知する従来のシステムより迅速に反応することができる」としている。

 将来的には、ContiSenseシステムに独立して利用できるセンサーが追加される予定で、温度や積雪の有無など、路面に関する情報をタイヤが「感じ取り」、ドライバーに知らせることが可能となる。

 一方、「ContiAdapt」は、ホイールに組み込まれたマイクロコンプレッサーを利用し、リム幅を変えることでタイヤの空気圧を調整する。これにより、安全性と快適性に影響する接地面積を、あらゆる路面条件下で調整することができるようになる。

ContiAdapt
ContiAdapt

 また、4つの接地面積の組み合わせにより濡れた路面、凹凸のある路面、滑りやすい路面、通常路面で優れた適応性を発揮する。例えば、タイヤの空気圧を高くして接地面積を小さくすると、転がり抵抗が低くなり、滑らかな乾いた路面でエネルギー効率の高い走行ができる。反対に空気圧を低くして接地面積を広くすることで、滑りやすい路面でも高いグリップを発揮させることが可能となる。システムは1バールを下回る非常に低い空気圧の設定も可能なため、積雪の深い場所での車庫入れや、凍結した路面を横切る際など、車をゆっくりと動かしたい場合にも対応する。

 さらに、この2つの技術はコンセプトタイヤに搭載することで、システムの長所が最大限に発揮されることになる。タイヤのトレッド面は、濡れた路面、滑りやすい路面、そして乾いた路面用の3つのゾーンに分かれてデザインされている。そのため、タイヤの空気圧とリム幅の変化により、異なるトレッドゾーンの効果が発揮されることで、タイヤ性能を路面条件やドライバーの好みに合わせることが可能となる。

 同社では2つの新たなタイヤ技術コンセプトは、自動運転と電動化のニーズにタイヤを適用させるものであり、モビリティの未来を明るくするソリューションであるとしている。


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