【東洋ゴム】米国とマレーシアでタイヤ生産拡大

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カテゴリー: ニュース

 東洋ゴム工業は9月28日、米国とマレーシアのタイヤ工場でピックアップトラック/SUV/CUV用を中心とした大口径タイヤの生産能力を増強すると発表した。投資額は米国工場が約140億円、マレーシア工場が約210億円。

東洋ゴム米国工場
米国工場

 両工場の敷地内に新たな工場棟を建設する。いずれも2018年に着工し、2019年に計画を完了する予定。年間生産能力は米国工場が現在より120万本増の1270万本、マレーシア工場が約1.5倍の740万本に引き上げられる。また将来的には米国工場を1390万本、マレーシア工場を980万本体制まで拡張することも検討している。

 米国工場は主に北米市場に向けてSUV用など高付加価値タイヤを供給している。需要拡大を背景に、過去4回にわたる増強を実施しており、同社グループで最大の生産拠点となっている。

東洋ゴムマレーシア工場
マレーシア工場

 一方、2013年に完成したマレーシア工場は、操業開始時点から将来の拡張に向けて年産1000万本規模の敷地を確保していた。東南アジア以外に日本や欧米向けのグローバル供給拠点として活用している。

 同社では2020年を最終年度とした中期経営計画において、タイヤ事業で収益の柱となっている北米市場での商品力強化と増販に向けた体制強化を掲げている。また市場に応じた商品ミックスの最適化やブランド力の向上と効率的な供給体制の構築などをテーマとしている。

 タイヤ事業では2020年度の売上高を2016年度比31.6%増となる4000億円、営業利益を23.3%増の560億円とする目標を掲げており、4年間の設備投資額1280億円のうち約9割の1120億円をタイヤ事業に投じる考えを示していた。

 今回の生産能力増強は、計画の中に掲げている「利益極大化に向けた事業基盤の強化」(同社)に向けた施策の一つに位置付けられる。

 なお、同社では2020年以降の成長を見据え、欧州などを候補に新たな生産拠点を検討しており、「既存工場の生産能力増強と並行し、引き続き様々な可能性を視野に入れて計画実現に向けた検討を進めていく」としている。


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