日本グッドイヤー 日本で成長戦略に取り組む決意

シェア:
カテゴリー: トップインタビュー, 特集

 たとえば、グッドイヤーに対する知識、グッドイヤーへの認知度がもっと高まれば、お客さまがグッドイヤーを指名するチャンスが増えるのではないか。また、販売店の皆さまには「こういうツールがあれば、もっと買っていただけるのに」というようなご要望がきっと多くあるでしょう。

 ですから、我々はできるだけ多く現場に出向いて直接お話を聞く、その回数を今までよりももっと増やしていかなければならないと思います。

 そういうふうにお客さまの声を良く聞くということをやらないと、施策を打つにしても効果が表れないでしょうし、策自体が外れるかもしれません。地に足をつけ情報をしっかりと取ることで、日本グッドイヤーからの提案力というものを強める。そういうことに今以上にスピードを上げ、しかも幅広く取り組んでいきたい。

お客様起点の流れを

 ――日本グッドイヤーとしての目標はどのように掲げているのでしょうか。

日本グッドイヤー 金原雄次郎社長
日本グッドイヤー 金原雄次郎社長

 グローバルのグッドイヤーグループの枠組みのなかに収まることと、日本市場でビジネスの成果を上げること。この2つの局面で結果を出さなければなりません。新生日本グッドイヤーという会社を社員全員でうまく立ち上げていこうという気持ちを皆で共有化することができています。ベクトルを合わせることで、良い結果を出したいと考えます。

 日本市場への対応ということでは、たとえば商品ラインアップやサイズラインアップ、国産品の市場投入、あるいは新商品の開発などは、アライアンスの解消前と変わりありません。新しい体制となっても、日本市場の要求にミートした商品の供給を引き続き行っていきます。

 ――ここ数年、低燃費タイヤの商品ラインアップ拡充に力を入れつつ、にオールシーズンタイヤという新しい分野に挑戦しているという印象があります。

 オールシーズンタイヤはグッドイヤーのオリジナリティが高い商品です。米国市場で30年以上も前に上市し、それが大変ヒットしました。そのヒットを受け、他社も追随したことで、米国市場ではそれが今や主流となっています。同じような流れを日本市場でつくることができるかとなると、需要の構造が異なりますのでそれはむずかしい。気象条件の関係で、冬の厳しい路面ではスタッドレスタイヤが主流となりますから。

 ですが「VECTOR 4 SEASONS」は冬性能を大きく高めており、実際にお使いになったお客さまから非常に高い評価をいただいています。

 突然の降雪に見舞われて、慌ててタイヤ店に行ってスタッドレスに交換しようとする。そのときに合う在庫がない。あるいは店が混雑し、交換に時間を必要とする。その一方で、この冬のように暖冬で雪が降らないのに、いつ降るかわからないままスタッドレスタイヤに交換し、結局、氷雪路面を走らないまま、再び夏タイヤに交換する。オールシーズンタイヤはそういうときの言わば保険にもなるわけです。夏タイヤの基本性能を持ちながら、レベルの高い冬性能を持ち、どんな路面条件でも安心して走行することができる  そのメリットを、お客さまにきっとおわかりいただけるものと思っています。

 日本市場でオールシーズンタイヤをもっと売ることができると確信しており、意を強くして販売に取り組む考えです。とくにこの夏以降、積極的に販売活動を展開し、そうすることで日本市場でもオールシーズンタイヤという新しいカテゴリーを定着させたいですね。

 ――小売店網の拡充については。

 グループとしてスタンダードのものがあるのですが、まったく同じものを日本市場に即導入できるとは考えていません。中国をはじめ、アジア・大洋州地域ではグローバルで展開しているものを地域で展開しています。そこでの知見を日本市場で活かし、グッドイヤーブランドを前面に出して販売活動に取り組んでいただいている販売店の皆さまのサポートをしっかりと行いたいと思っています。日本市場においてもお店づくりというのは非常に大事ですから。

 お客さまの利便性を最優先に考え、サービスの質の向上を図りご提供したいと考えています。グローバルのグッドイヤーグループが持っている良いところと、日本市場が持つ良いところをうまく結合させ、お客さま起点の流れというものをつくりたいと思っています。

 ――中長期的な展望を。

 我々は日本市場で成長戦略に向けて取り組んでいきます。これが意味するのは取りも直さず、市場でプレゼンスの高いブランドになるということです。お客さまから愛されるブランド、親しみを抱いていただくブランドとなり、グッドイヤーは安心できるブランドだと、そう思っていただけるよう、取り組んでいきます。

 また、昨年の東京モーターショーで出展しましたように、グッドイヤーは非常に先進性があり、最先端のタイヤ技術を商品として具現化してきたという歴史を持っています。オールシーズンタイヤがそうですし、先進性の高い商品を開発し、世に送り出してきました。そのDNAを日本グッドイヤーは脈々と受け継いでいます。お客さまのご期待に沿えるよう、取り組んでいきたいと思います。


[PR]

[PR]

【関連記事】