令和6年能登半島地震 ゼオン高岡工場は10日から操業再開
メーカー各社が義援金を寄付 令和6年能登半島地震により、石川県を中心に北陸地方の広い範囲で大きな被害が出た。 富山県と福井県に工場をもつ日本ゼオンは12日に地震の影響に関するリリース(第2報)を発信。同社とグループ企業の社員について全員の無事を確認した。合成ゴムを製造する高岡工場(富山県高岡市)は10日から順次操業。プラスチックフィルムを製造する敦賀工場(福井県敦賀市)は2日から操業中。また高…
住友ゴム工業 山本悟社長&西口豪一専務 住友ゴム工業は12日、江東区豊洲の東京本社で2023年度年末社長会見を行った。 山本悟社長=写真上=は2023年度を振り返り、ジャパンモビリティーショーで初公開し注目を集めたアクティブトレッド技術とセンシングコアへの取り組みについて所感を述べた。 アクティブトレッド技術は、水や温度などにシンクロして性質がスイッチする同社独自のゴム技術。山本悟社…
収益体質を改善し〝ありたい姿〟へ、歩み進める 年の瀬も押し迫った。住友ゴム工業、横浜ゴム、TOYO TIREの国内タイヤメーカー3社は経営トップによる年末記者会見を開いた。 諸物価の上昇が続き、ポスト・コロナの国内経済は景気回復の足取りが鈍いまま推移。国内市販用タイヤではメーカー出荷価格を引き上げた。為替の円安が輸出に追い風となって働いたものの、海上運賃の乱高下に翻弄された。また、欧州経済の停…
住友ゴム工業は2024年1月1日付で役員人事、組織改正と人事異動を行う。 今回の役員人事では、代表取締役専務執行役員の西口豪一氏が代表取締役専務執行役員タイヤ事業本部長に就く。また、タイヤ国内リプレイス営業本部が担当しているマーケティングや広域営業などの機能を同日付で新設する(株)ダンロップタイヤに移管し統合するが、現・執行役員タイヤ国内リプレイス営業本部長の河瀬二朗氏が(株)ダンロップタイヤ…
カワサキのハイブリッドバイク2車種に新車装着も 住友ゴム工業は、モーターサイクル用スポーツラジアルタイヤDUNLOP「SPORTMAX Q5A(スポーツマックス キューファイブエー)」=写真=を来年2月から発売する。発売サイズはフロント6サイズ、リア13サイズ。価格はオープン価格。 商品名「Q5A」の「A」はAll-roundを意味する。従来品「SPORTMAX Roadsport2」が持つオ…
住友ゴムが技術説明会開催 住友ゴム工業は16日、千代田区の鉄鋼ビルディング・カンファレンスルームで「アクティブトレッド技術説明会」を開催した。材料開発本部・上坂憲市材料企画部長が10月のJAPAN MOBILITY SHOW 2023で初公開されたアクティブトレッドの開発背景、着想、性能について詳しく説明した。 水に応答して滑りにくくなる(ゴムが水で軟らかくなる)技術がTYPE WET。DRY…
17日、仙台市若林区のNTT五橋第1ビルで拠点開設に先立ち住友ゴム工業立地表明式が行われた。出席者は郡和子仙台市長、住友ゴム村岡清繁取締役常務執行役員、一般財団法人光科学イノベーションセンター小林正明副理事長、NTT都市開発大久保洋子東北支店長。 仙台市は24年度から本格稼働開始予定の次世代放射光施設NanoTerasuの利用活用促進、それを核としたリサーチコンプレックス(一定エリアに集積して…
ブリヂストン/住友ゴム工業/横浜ゴム 京都機械工具/東日製作所 トピー工業/HWエレクトロ 「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)のタイヤメーカー3社の展示ブースでは、最先端の技術を結集し開発したタイヤが公開された。各社の技術担当から談話形式で出展の一部を紹介してもらった。また、タイヤと深く関連する京都機械工具、東日製作所、トピー工業、グッドライドジャパンのグ…
「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマに、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)が開幕した。前回の「東京モータショー2019」以来4年ぶりのショーは、自動車業界の枠を超えた一大イベントとして開催。江東区有明の東京ビッグサイトを中心に、過去最高の約500社・団体が集結した。そのJMSにタイヤメーカーからブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社が参加。技術の粋を集…
住友ゴム工業は10月から、タイヤ個体識別が可能となるRFID(Radio Frequency Identification)搭載市販タイヤを発売した。市販タイヤへのRFID搭載は国内メーカー初。 対象商品は、EV路線バス用タイヤ「e. エナセーブ SP148」=写真中=と、タクシー用オールシーズンタイヤ「オールシーズンマックス AS1 for タクシー」=写真下=。 RFIDは、品質保証・ク…
過去最高の475社が参加。「未来図」描く 10月26日(一般公開は28日)から11月5日まで、江東区有明の東京ビッグサイトを中心に「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(以下、JMS)が開催される。 JMSのステートメントは「乗りたい未来を、探しにいこう!」。これまでの東京モーターショーから生まれ変わり、自動車業界の枠を超えた一大イベントとして行われる。 〝日本の未来を新しい仲…
住友ゴム工業は、「タイヤ内発電技術」で幅広い速度域で安定した電力を得ることに成功した。 これは関西大学の谷弘詞教授と共同で開発を行っているもの。タイヤの内側に静電気を利用した発電デバイス(エナジーハーベスト)を取り付け、タイヤの回転によって電力を発生させる技術だ。今回、2種類の発電デバイスを組み合わせることにより、幅広い速度域で電力の安定供給に成功。タイヤ内部に設置したTPMS(タイヤ空気圧監…
55年間続いた東京モーターショーから名称を改めたJapan Mobility Show (ジャパンモビリティショー)。26日から11月5日までの11日間、東京ビッグサイトを中心に開催される。自動車だけでなく、オールジャパンでつくる「未来の日本」を日本の産業全体で描くイベントを目指す。なお、タイヤ関係からはブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴムの3社が参加し、展示ブースを出展する。 …
生活様式の変化に合わせ商品を提案する 新車市場で好調に販売推移するのがSUV。市販用タイヤ市場にも影響を及ぼしている。このようなトレンドの変化に対し、住友ゴムのタイヤ国内リプレイス営業本部販売企画部課長代理の武田聖也さん、同本部同部の寺西優歌さんは「使い方に合わせた商品ラインアップを揃え対応する」と、今冬の販売促進に強い意気込みを示す。 市場動向と販売計画 寺西「前シーズンは降雪…