先進技術

ミシュランが見据える未来――「Movin’On2019」開催
レポート 836
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ミシュランが見据える未来――「Movin’On2019」開催

 「CASE」(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)や「MaaS」(モビリティ・アズ・ア・サービス)といった自動車産業の革命とも言われる大きな流れに遅れまいと、技術開発や企業間の連携が活性化している。ただ、視点を変えれば、これらはモビリティそのものが将来にわたり持続してこそ実現するのではないだろうか。その未来に対して最大の脅威となるのが環境問題だ。グローバルで地球環境への対応が待ったなし…

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ミシュラン「VISION」実現に向けエアレスタイヤ発表
ニュース 1,392
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ミシュラン「VISION」実現に向けエアレスタイヤ発表

 仏ミシュランはカナダのモントリオールで開催した「Movin’On」(ムービング・オン)初日の6月4日、新たなコンセプトタイヤ「Uptis Prototype」(アプティス・プロトタイプ)を発表した。米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同で研究を進め、2024年の実用化を目指す。ミシュランでは「2017年に発表した『Vision(ビジョン)コンセプト』の実用化への第一歩であり、持続可能な…

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ミシュラン「乗用車向けエアレスタイヤ」を2024年に実用化へ
ニュース 1,688
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ミシュラン「乗用車向けエアレスタイヤ」を2024年に実用化へ

 仏ミシュランは現地時間の6月4日、カナダのモントリオール市で開幕したグローバルサミット「Movin’On 2019」で将来のモビリティ社会を見据えた新たなコンセプトモデル「Uptis Prototype」(アプティス・プロトタイプ)を発表した。米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同で研究を進め、2024年の実用化を目指す。  エアレスタイヤはパンクのリスクがなく、環境面やメンテナンス性…

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業務の最適化へデジタル化加速 TOYO TIRE、住友ゴムが新組織発足
ニュース 1,741
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業務の最適化へデジタル化加速 TOYO TIRE、住友ゴムが新組織発足

 TOYO TIRE(トーヨータイヤ)が社内のあらゆる業務でデジタル化を加速させ、データを横断的に活用することで効率的な生産や需要を先読みした販売体制の構築、将来に向けたビジネス創出を目指す。  同社は4月1日付で「デジタル推進室」を新設した。「顧客まで繋がる一気通貫の仕組みで機動的な経営を実現する」(同社)ことを目的に、様々な部門から約30名が参画する。同推進室の室長に就任した金井昌之取締役常務…

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ブリヂストン、宇宙へ挑戦 JAXA・トヨタのチームに参加
ニュース 532
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ブリヂストン、宇宙へ挑戦 JAXA・トヨタのチームに参加

 ブリヂストンは4月11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車と共同で「国際宇宙探査ミッション」に挑戦すると発表した。月面を走行するモビリティ「有人与圧ローバ」に装着するタイヤ(接地体)の研究を推進していく。  このミッションはJAXAとトヨタが「人類の活動領域の拡大」と「知的財産の創出」を目的に3月に発表したもの。その中で「有人与圧ローバ」を月面で接地させることが課題となっているが、…

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TOYO TIRE「OPEN COUNTRY」鍛え上げた本物の性能を
事業戦略 2,293
2,293

TOYO TIRE「OPEN COUNTRY」鍛え上げた本物の性能を

 TOYO TIRE(トーヨータイヤ)がピックアップトラック/SUV用タイヤのブランドとしてグローバル展開する「OPEN COUNTRY」(オープンカントリー)シリーズ。都市型から本格的なオフロードユースまで多様化が進むSUVユーザーのニーズに応えている。特に大型SUV車両が普及している米国で高く支持され、数年前から本格展開をスタートした国内市場でも今後の需要拡大に注目が集まっている。世界有数の過…

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国内タイヤ4社のトップが示す 次の成長に向けた“柱”
ニュース 1,431
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国内タイヤ4社のトップが示す 次の成長に向けた“柱”

 2月中旬に行われた国内タイヤメーカー4社の決算発表会に合わせて、各社のトップが将来に向けたビジョンを語った。ブリヂストンはソリューション事業を一層強化して新たな価値を生み出していく考えを示し、TOYO TIREは今後本格化する三菱商事との資本業務提携のシナジー効果を早期に実現させていく意向だ。また、住友ゴム工業や横浜ゴムは、現在取り組んでいる中期経営計画の進捗状況を説明し、欧州や北米をはじめとし…

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未来を想像する――モビリティを支える“将来のタイヤ技術”
事業戦略 18,911
18,911

未来を想像する――モビリティを支える“将来のタイヤ技術”

 大変革期を迎えている自動車業界。昨年10月に発表したトヨタ自動車とソフトバンクの協業も記憶に新しい。両社が設立する新会社「モネ・テクノロジーズ」では、移動や物流、物販などに利用できる次世代電気自動車を活用した新たなサービス展開が予定されている。このような新分野で活用されるのがCASE――コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化――の技術だが、例えば電気自動車(EV)は国内外を問わず開発が加速…

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ブリヂストン、持続可能な社会へリーダーシップを
事業戦略 3,576
3,576

ブリヂストン、持続可能な社会へリーダーシップを

 将来も継続してタイヤ事業を運営するために必要なことは――世界的なモビリティの発展により、2017年まで8年連続で四輪車の生産・販売台数が増加し、タイヤの需要も拡大している。ただ、タイヤに使用する材料には限りある資源の石油由来の素材や、安定供給に課題が残る生物由来の素材も多く活用されている。こうした中、世界最大のタイヤメーカー、ブリヂストンはどのような取り組みを行っているのか――同社が目標とする“…

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終わりなき性能向上――ミシュラン 研究開発チームの挑戦
レポート 986
986

終わりなき性能向上――ミシュラン 研究開発チームの挑戦

 日本ミシュランタイヤは8月上旬、群馬県太田市にある研究開発拠点「太田サイト」でタイヤの静粛性に関する技術開発の一部を公開した。太田サイトはミシュラングループにとって、フランス、北米と合わせた3大研究拠点の一つに位置づけられており、ノイズに関してはグループの中心的な役割を担っている。タイヤの静粛性と背反する軽量化や低燃費化の流れが加速し、また環境規制を背景として世界的に音が静かな電動車へのシフトが…

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ブリヂストン ゴムの伸長結晶化を最高速で観察する技術確立
ニュース 1,784
1,784

ブリヂストン ゴムの伸長結晶化を最高速で観察する技術確立

 ブリヂストンは8月7日、同社の技術センター(東京都小平市)で技術説明会を開き、ゴムの伸長結晶化を世界最高速で観察する技術を確立したと発表した。天然ゴムと合成イソプレンゴムの耐亀裂性の違いのメカニズム解明に繋がることが期待される。  天然ゴムは一般的な合成イソプレンゴムに比べて亀裂が進展しにくいという特性がある。高い耐久性が求められる鉱山車両用やトラック・バス用タイヤの原料として大きなウェイトを占…

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意匠と性能を両立 ブリヂストンのタイヤパターン開発の真髄
事業戦略 2,796
2,796

意匠と性能を両立 ブリヂストンのタイヤパターン開発の真髄

 国内市場だけでも年間約10種類前後の新しいパターン(溝)のタイヤを発売しているブリヂストン。グローバルでの商品数はその数倍に及ぶ。いずれも従来商品を上回る低燃費性能や高いグリップ性能など様々な特徴を有しているが、そのパターン形状で同じものは一つとしてない。そしてこの溝が、ユーザーがタイヤを選ぶ際に、外観面で最も分かりやすい“顔”となる。パターンデザイナーたちは、日々どのような創意工夫を行っている…

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ブリヂストン、無人でタイヤの騒音試験へ ZMPと共同で
ニュース 873
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ブリヂストン、無人でタイヤの騒音試験へ ZMPと共同で

 ブリヂストンは7月18日、自動運転技術などを開発するZMP(東京)と共同で、無人の自動運転車両によるタイヤの騒音性能試験プロジェクトを開始したと発表した。2019年に栃木県にあるブリヂストンのプルービンググラウンド(テストコース)で運用を始める計画。  今回のプロジェクトは、ブリヂストンのタイヤ性能試験の知見を取り入れた自動運転システムの開発をZMPに委託するもの。試験ではZMPの「ロボカーミニ…

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「空気の流れ」に着目した東洋ゴムのノイズ低減技術
事業戦略 2,075
2,075

「空気の流れ」に着目した東洋ゴムのノイズ低減技術

 東洋ゴム工業はこのほど、タイヤのノイズの原因となる空洞共鳴音を可視化するシミュレーション技術を完成させ、騒音を最大で4分の1に低減するデバイスを開発した。  タイヤに起因する音は、パターンノイズとロードノイズの2つがあるが、今回の技術はロードノイズを低減するもの。クルマで走行していると、荒れた路面での“ゴー”という音や、道路の継ぎ目を通過した際に“パカーン”という音が聞こえるが、これが車内騒音の…

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住友ゴム 工場のIoT導入加速 白河工場で予防保全に活用
ニュース 2,059
2,059

住友ゴム 工場のIoT導入加速 白河工場で予防保全に活用

 住友ゴム工業がタイヤ工場でAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を活用した生産システムの効率化を推進している。その一環として、今年度中に製造設備の予防保全システムを開発し、早ければ2019年にも白河工場(福島県)に導入する。  同社は昨年4月に生産性向上や設備管理の精度向上を目的として、「製造IoT推進室」を立ち上げ、生産現場へのIoT導入を積極化している。今後は機械を常時監視してバラ…

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