【グッドイヤー】アイス性能を7%向上した「ICE NAVI 7」

 日本グッドイヤーは8月から乗用車用スタッドレスタイヤの新商品「ICE NAVI 7」(アイスナビ セブン)を発売する。新商品は新たなパターンやコンパウンドの改良により氷上でのブレーキ性能やコーナリング性能を高めたことが大きな特徴。同社が6月下旬に横浜市内のスケートリンクで開催した試乗会でその性能を確かめた。

シリーズ20年の節目に新発売

 「アイスナビ」シリーズは1997年に初めて日本市場に導入されてから今年で20年の節目を迎える。今回発売する「アイスナビ7」は従来品(アイスナビ6)から4年ぶり、シリーズとして7代目のモデルとなる。

ICENAVI 7試乗会
ICENAVI 7試乗会

 新商品の開発にあたり、同社が行った調査によると、一般ドライバーが乗用車用スタッドレスタイヤに求める性能の1位は「氷上ブレーキ性能」で82%、続いて「氷上コーナリング性能」が79%となっており、それ以外の性能と比較してアイス性能が最も重要視されていることが分かった。

 一方、日本は複雑な地形により同じ地域でも時期や時間帯によって大気の状態が変わるため、雪質も様々。「雪質により路面状態が変わりやすい日本では、あらゆる冬道に対応できるタイヤが必要」(同社)になっている。

 こうした市場環境を背景に誕生した「アイスナビ7」の商品コンセプトは、“氷上で優れたグリップ力、コーナリング性能を発揮するプレミアムスタッドレスタイヤ”。同社では「国内の様々な冬道に対応できるウィンター性能を求めるユーザーがターゲット」としており、13~19インチの全67サイズを展開する。

あらゆる性能に貢献する新パターンと改良コンパウンド

ICENAVI 7試乗会
新たに開発したパターンが様々な冬路面に対応する

 「アイスナビ7」に搭載した主な技術は新たなパターンデザインと改良したコンパウンドの2つ。

 「セブン・エフェクティブ・デザイン」と呼ぶ新パターンは大型センターブロックの5リブ構造と4本の太いタテ溝、そしてブロック内のヨコ溝をより細分化することにより、氷上ブレーキ・コーナリングの向上に貢献しつつ、雪上・ドライ・ウエット路面における直進安定性などと両立を図っている。

 またコンパウンドには、路面の温度やコンディションの変化に強く柔軟性が高いシリカを、従来品より細分化した「エキストラ・コンタクト・コンパウンド」を採用。低温下でも柔軟性が増しアイス路面の細かい凹凸にも密着させることで優れたグリップ力を発揮することが可能となった。

 新パターンと改良コンパウンドの相乗効果により、アイス性能は従来品と比較して7%向上。ウェット性能も2%高めつつ、転がり抵抗は4%低減させた。その上でドライ性能やライフ性能は従来品と同等レベル確保している。

制動距離に明確な差

ICENAVI 7試乗会
ICENAVI 7試乗会

 試乗会では新商品と旧商品をトヨタ・プリウスに装着。ブレーキ性能とコーナリング性能を体感した。

 ブレーキング性能の比較では時速20kmからフルブレーキをかけた際の制動距離の違いを確認。ドライバーによって多少の誤差はあるが、新商品は1回目に約50cm、2回目は約1.2mほど手前で停止した。また発進時にはグリップ力の差を明確に感じることができる。従来品ではタイヤが空転するタイミングでも「アイスナビ7」はしっかりと氷を掴んで加速する。

 続いてコーナリングを走行する。時速10km前後でパイロンの間を蛇行するコースだが、新商品は氷をグリップする感触が分かりやすい。従来品では大きく膨らんでしまう感覚が不安に繋がるが、新商品は滑りが少ないため、ハンドル操作がわずかで済む。コーナーからの立ち上がりもスムーズに感じられる。

 なお同社ではオールシーズンタイヤと「アイスナビ7」を今シーズンの“2枚看板”と位置付けており、地域やターゲットごとに販売戦略を進めていく。


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