【ミシュラン】スポーツライドを楽しむ「POWER RS」

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カテゴリー: レポート, 試乗

 日本ミシュランタイヤは、二輪車用オンロードスポーツラジアルタイヤの新商品、「MICHELIN POWER RS」(ミシュラン パワー アールエス)を上市した。250ccクラスからレーサーレプリカ、大型車まで幅広いスポーツバイク向けに、フロント4サイズ、リア9サイズをラインアップ。2月20日から6サイズを先行発売し、残り7サイズについて今春以降順次発売する。新商品の上市を機に、同社は3月2日、茨城県の筑波サーキットで、新商品の発表試乗会を開催した。

スポーツの新基準

MICHELIN POWER RS
MICHELIN POWER RS

 「MICHELIN POWER RS」は、スポーツライディングにフォーカスし開発した、公道走行も可能なスポーツラジアルタイヤ。MotoGPをはじめとするレース活動からフィードバックした数々の技術を搭載し、高いグリップ性能とすぐれたハンドリング性を実現。オンロードタイヤとしてのトータルパフォーマンスを向上させている。

 具体的には、フロント・リアともに最適化したプロファイルを採用。フロントタイヤではコーナリング時にすぐれたハンドリング性能を、リアタイヤでは卓越したスタビリティーを発揮する。

MICHELIN POWER RS
公道走行が可能で、幅広い車種にマッチする

 またレーシング活動を通じて開発したニューコンパウンド「2CT」(ツー・コンパウンド・テクノロジー)「2CT+」を採用。センター部に100%シリカコンパウンドを搭載することでドライ&ウェットグリップを両立し耐久性を向上。ショルダー部にカーボン系のレーシングコンパウンドを搭載することでコーナリング安定性を高めた。

 内部構造には「ACT+」(アダプティブ・ケーシング・テクノロジー・プラス)を採用。柔軟性を確保し、すぐれた直進安定性を発揮するとともに、コーナリング時の横滑りを抑えた。

 新商品はさらにデザイン性にも着目。4サイズについて、サイドウォールに「ベルベットテクノロジー」を採用することで、高級感のある美しいデザインを演出している。

 同社では、「MICHELIN POWER RS」を「スポーツセグメントの新基準」との商品ポジショニングに位置付け、サーキット走行やスポーツライディングを楽しむライダーに強く訴求し販売していく考えだ。

安心して乗れる

 同社の二輪車用タイヤの開発に長年にわたり携わってきているのが、トップライダーの山中陽氏(REIRA SPORTS代表)。もともと日本のタイヤメーカーでタイヤ設計を担当。その後、二輪ロードレースに参戦するなど、輝かしい戦歴を誇る。その山中氏は「POWER RS」のインプレッションを次のように話す。

ライダーの山中陽さん
ライダーの山中陽さん

 「『POWER RS』は15年に新発売した『POWER SuperSport Evo』と、従来モデルの『Pilot Power3』、それぞれの領域をフォローするもの。公道を走ることができて、トラックでもしっかりとタイムを叩き出すことができる、新しいスポーツタイヤだと言えます。

 試乗して強く感じられたのが、安心して乗れるということ。公道を走るタイヤであることを考えると、これはもっとも大切だと思います。最初に乗ったときにライダーが怖いと感じる、あるいはその特性に馴れるまで怖いというのは、公道走行可能のタイヤとしてはいかがでしょう。

 『POWER RS』はプロファイルをシングルラジアスにしクラウン形状をなだらかにしました。このため、バンク開始からフルバンクまで、挙動が穏やかですね。ライダーは路面のインフォメーションをつかみやすい。しかも、コーナリングフォースの発生が早いので曲がろうとするフロントの旋回力が高まり、同時にジャイロ効果が働くので、軽快感を発揮してくれます。

 ゴムとプロファイル、ケースとのバランスが良いのもミシュランの持ち味。コーナリングフォースとセルフアライニングトルクのバランスが絶妙で、これが安心感を与えてくれますし、それでいて俊敏性も損なわない。

 これらの特性によって、スーパースポーツバイクだけでなく、ツアラーでもネイキッドでも、幅広い車種にマッチングします。この点も公道を走るタイヤとしては重要な条件ですね。

 例えばGPライダーが乗ればその能力をすべて発揮することができるし、免許を取得したばかりの人がスポーツライクに乗っても安心して操縦することができる――そういうライダーの働き掛けにとても従順なタイヤですね」


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