オートモーティブワールド 最新の自動車技術が一堂に

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カテゴリー: レポート, 現地

 自動車に関する最先端技術の展示会「第9回オートモーティブワールド」が1月18日から20日まで東京国際展示場で開催された。タイヤ関連企業からは、同時開催の「EV・HEV駆動システム技術展」に、タイヤサービスカーを販売しているモビリティープラスが出展。「クルマの軽量化技術展」には日本ゼオンと、ランクセスの軽量化素材の販売代理を行うサンワトレーディングが出展した。

モビリティープラスの三輪社長
モビリティープラスの三輪社長

 モビリティープラスは東洋電算との共同ブースに、ハイエース型のタイヤサービスカーを出展した。独自の「True―G」を採用し、大型のリチウムイオン電池を搭載した車両はフル充電から約3~4時間程度の連続した作業が可能。車載エアコンも使用できる。また、運転席にはバッテリー管理画面があり、現在の状態をひと目で確認できる。

 同社の三輪智信社長は、「普通の駐車スペースに停められるタイヤサービスカーを求める声に応えた。救急車と同じ車体を採用し、車内でも背を伸ばして作業ができる高さを確保している。また普通免許で運転できるAT車なので、中型免許がない若い人でもすぐに運転できる利点がある。今年はタイヤサービスカー以外では軽自動車にも幅を広げていきたい」と話した。

日本ゼオン
日本ゼオンのブース

 日本ゼオンは樹脂による軽量化窓ガラスなどの最新の軽量化技術の開発品を発表した。ブース担当者は「車体重量に占める割合が多い窓ガラスは同時に構造部材でもあり、単純に薄くして樹脂を挟むだけでは強度が不足する。そういった点を踏まえ、今後研究をさらに進めていく。現時点ではまだ発売の段階ではないが、多くのご質問を頂き、具体的なご提案をしている」と説明した。

 ランクセスの軽量化素材の販売代理を行うサンワトレーディングは、ホンダの新型燃料電池自動車にも採用されたガラス繊維強化熱可塑性コンポジットシートと、ランクセスの高性能プラスチック樹脂「デュレタン」を中心に展示。

サンワトレーディング
サンワトレーディングのブース

 この熱可塑性の素材は鉄と同じ強度を維持しながら約50%の軽量化が可能であり、さらに成型時間は約60秒と短いのが特徴。デュレタンと同時に金型で成型が行えるため、接着を必要としない。現在は一部の車両ではブレーキペダルなどにも採用されているなど、強度と安全性に高い評価を受けている。

 同社の馬場俊一社長は「加工の容易さと強度、汎用性の広さを兼ね備えた素材。現在展示しているのは実用化し、販売されているものだけなので、設計の工夫によってはホイールなども作れる可能性はあり、さまざまな分野に適用できる」と説明した。


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