【東京モーターショー】グッドイヤーの自動運転を見据えたコンセプトタイヤ

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カテゴリー: レポート, 現地
EAGLE 360 URBAN
EAGLE 360 URBAN

 グッドイヤーは「東京モーターショー2017」で自動運転社会を見据えた球体タイヤ「EAGLE 360」(イーグル・サンロクマル)と、それをさらに進化させたモデル「EAGLE 360 URBAN(アーバン)」の2つのコンセプトタイヤを日本で初公開した。

 「EAGLE 360」は自然界の生物の機能を模倣した技術(バイオミミクリー)を取り入れて、サンゴの一種であるブレインコーラルの形状を採用している。タイヤ内部にセンサーを埋め込み、路面や気象状況を感知できるほか、空気圧や摩耗状況も常時監視することで、安全性や走行距離の向上に繋げる。また、車体との間はリニアモーターカーのように「磁気浮揚方式」で接するため、あらゆる方向へ移動することができ、限られたスペースへの駐車も可能となる。

 一方、「EAGLE 360 URBAN」は、「EAGLE 360」をベースにAI(人工知能)を搭載し、道路状況や環境変化に対応できる機能などを備える。

EfficientGrip Performance SUV
EfficientGrip Performance SUV

 トレッド部には3Dプリントした超弾体ポリマー製のバイオニックスキンを採用。バイオニックスキンはセンサー技術やネットワークを搭載することで、周囲の交通状況に応じて最適な走行ルートを決める。また、路面状況によって自動的にトレッドパターンを変えることが可能。

 アジアパシフィック地区製品開発担当のデビッド・ザンジグ副社長は、「バイオニックスキンは人間の肌のように自己修復機能を持ち、釘などが刺さっても自ら修復を行うことができる。今後エアレスにすることも選択肢だ」と話した。

 なお、ブースでは来年2月に発売予定の「EfficientGrip Performance SUV」(エフィシエントグリップ・パフォーマンス・エスユーヴィー)などを展示した。


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