【東京モーターショー】横浜ゴム「軽量タイヤ」「光るタイヤ」を展示

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カテゴリー: レポート, 現地
BluEarth-air EF21
BluEarth-air EF21

 「東京モーターショー」で横浜ゴムは、最新の軽量設計技術を採用したコンセプトタイヤ「BluEarth-air EF21」(ブルーアース・エアー・イーエフ・ニーイチ)を展示した。開発サイズは205/55R16 91Vの1サイズ。国内で年内に限定発売を予定している。

 同商品は、軽量で薄くかつ高剛性な構造を実現し、一般的な質量の「ADVAN dB V551」(アドバン・デシベル・ブイゴーゴーイチ)と比べて約25%の軽量化を達成した。また、新開発の専用コンパウンドと最先端のゴム混合技術を採用し、国内タイヤラベリング制度において転がり抵抗性能「AAA」とウェットグリップ性能「a」の最高グレードを獲得している。

 開発担当のタイヤ第一設計部の池上哲生1グループリーダーは、「当社は従来から環境性能や安全性能を考慮して、転がり抵抗を低減しつつ、ウェットグリップを向上させたタイヤを開発してきた。今回はそれに加えて、省資源という意味の環境性能を確保したものを開発しようとスタートした。トレッドを薄く、またビードワイヤーを少なくして軽量化を実現した。そのままだと十分な剛性を確保できなくなってしまうが、使用材料やサイド部の形状を工夫して剛性を確保した。耐久性については従来品と同じレベル」と話す。

光るタイヤ。
光るタイヤ。

 さらに新たなコンセプトタイヤとして「光るタイヤ。」を紹介。これは後続車のヘッドライトを反射してタイヤの溝が光る技術を採用。後続車の車載カメラが前方を認識する際の精度向上などを想定したもの。

 また先行発売した北米市場に続き、2018年夏に日本で発売予定のSUV用マッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-MT」(ジオランダー・エックスエムティー)を公開した。


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