【小野谷機工】乗用車用タイヤチェンジャー「エクシード X/MX」発売

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カテゴリー: レポート, 整備機器

 小野谷機工(福井県越前市、三村健二社長)は1971年、現在社主である三村義雄氏が創業した。その前身となる小野谷屋の設立はさらに10年前の1961年のことである。

アルマックス エクシード26X
アルマックス エクシード26X

 その小野谷機工を核とするONODANIグループとしては、歴史をさらに遡ることができる。実は今年10月、グループ創業70周年の節目の年を迎えたのだ。

 また2017年は隔年開催されるオートサービスショーの開催年でもあった。6月に東京ビッグサイトで「第35回オートサービスショー2017」が開催されている。このようなことを背景に、同社では今年、タイヤ整備機器の新製品を市場に意欲的に投入している。

 その代表が26インチ対応レバーレスPCチェンジャー「ALMAX EXCEED XX」(アルマックス・エクシード・ダブルエックス)。同社製タイヤチェンジャーのハイエンドモデルに位置付けられる。

 この最上級モデルを上市したことで、同社はタイヤチェンジャーの製品ラインアップを大きく変更した。「アルマックス エクシード XX」の一つ前のモデル「アルマックス エクシード X」シリーズを上級モデルとして展開することで、市場での一層の拡販を図っていく考えだ。

アルマックス エクシード24MX
アルマックス エクシード24MX

 「アルマックス エクシード X」はターンテーブル仕様の違いにより、24インチ・レバーレス対応「エクシード 24X」と26インチ・レバーレス対応の「エクシード 26X」の2機種を用意。テーブル板の位置を低く設定するなど、作業のしやすさを追求した点は「エクシード XX」の設計思想と変わりはない。

 「上プレス」と「下プレス」が単独で昇降する機能もそのまま。だが、「上プレス」を下降させると「下プレス」も連動し下降する「BP・BU連動機能」は搭載されていない。それでもMDツールやMDSヘルパー装置によりレバーレス作業を容易に行うことができるなど、ハイエンドモデルにふさわしいスペックを満載。高機能を維持しながらコストパフォーマンスを高めている。

 同社では「エクシード 24X/26X」の姉妹機種として、レバーレスへの対応機能を省略した「エクシード 24S/26S」もラインアップに加えた。

 さらに、ハイエンドモデルのスペックをそのままキープしながら、作業スペースの効率化を高めたコンパクトタイプの「M」(ミニ)シリーズも上市。22インチ・レバーレス対応「エクシード 22MX」と24インチ・レバーレス対応「エクシード 24MX」がそれ。この「M」シリーズにもレバーレスへの対応機能を省いた「エクシード 22MS/24MS」をラインアップしている。


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