2015年のタイヤ売上高ランキング 存在感増す新興国

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2015年のランキング
2015年の売上高ランキング(出所:Rubber & Plastics News)

 2015年の世界タイヤ売上高ランキング(上位75社)が、米・専門紙ラバー&プラスチックニュースの調べで分かった。8年連続で1位となったブリヂストンをはじめ、上位20社は昨年とほぼ同じ顔ぶれだった。一方、上位75社のうち中国企業が初めて30社を超えるなど新興国企業の存在感はますます増している。

 タイヤメーカーのビッグ3(ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤー)の売上高は、ブリヂストンが2014年比7.7%減の240億4500万ドル、ミシュランが10.3%減の221億3000万ドル、グッドイヤーが9.5%減の148億ドルと、いずれも前年を下回った。

 上位3社の売上高を5年前の2010年と比較すると、ブリヂストンとミシュランの差は19億1000万ドルから19億1500万ドル、またミシュランとグッドイヤーは55億6500万ドルから73億3000万ドルに拡大した。

 3社合計の売上高は609億7500万ドルで上位75社の総売上高に占める割合は39.9%となり、2010年と比較して4.0ポイント低下した。その背景にはここ数年、攻勢を強めている中国やインド、台湾などの新興国企業の存在がある。

 とくに2015年のランキングでは上位75社中、中国企業が30社と過去最多を記録した。そのうちCHAOYANGブランドで知られるZhongce Rubber Groupは2011年に初めてトップ10に入り、それ以降も10位以内を守っている。

 上位20位までは昨年とほぼ同じ顔ぶれだったが、東洋ゴムはKumho Tire(クムホタイヤ)と順位が入れ替わった。またグッドイヤーと住友ゴムは昨年10月に提携を解消し、5位のピレリは中国のケムチャイナ傘下のAeolus Tyre(風神タイヤ)との間で乗用車用タイヤ事業の80%の株式を取得することに合意するなど、今後が注目される。

 横浜ゴムは8位にランクインした。今年7月に買収を完了したアライアンス・タイヤ・グループの売上高を加算すれば、7位のHankook Tire(ハンコックタイヤ)との差はさらに縮小するものとみられる。

 一方、20位以降の順位争いは新興国企業を中心に激化している。例えば、中国のDouble Coin(ダブルコイン)は順位を5つ下げて27位、反対にインドのJK Tyre(JKタイヤ)や台湾のKenda(ケンダ)などが順位を上げた。

 なお、新たにトップ75社にランクインしたのは5社で、すべて中国のメーカーだった。

 2015年度の上位75社合計の売上高は前年比11.2%減の1526億3500万ドルだった。主要市場での価格競争などの影響もあり、8割以上のメーカーが対前年比で減収となった。


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